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派遣占い師 アタル episode 9 感想など [ドラマ]

ハケン占い師 アタル episode9

☆キャスト
• 的場中(まとば あたる)- 杉咲花
• 上野誠治(うえの せいじ)- 小澤征悦
• 神田和実(かんだ かずみ)- 志田未来
• 目黒円(めぐろ まどか)- 間宮祥太朗
• 品川一真(しながわ かずま)- 志尊淳
• 田端友代(たばた ともよ)- 野波麻帆
• 大崎結(おおさき ゆい)- 板谷由夏
• キズナ- 若村麻由美
• 代々木匠(よよぎ たくみ)- 及川光博
ほか


最終話ということで、とても楽しませていただきましたが、ラストは遊川さん、あれはないでしょう?

またぞろ、どこかの中小企業に占い師として出向くというのは、アタルがシンシアを辞める意味がまったくわからなくなります。

お考えになられた「派遣占い師アタル」というタイトルに淫して強く引っ張られたエンディングという風に感じました。

アタルには、もっと大きな使命があるはずですし、彼女が言っていたようにクライアントとしてシンシアにイベントを依頼するようになるのが夢だという言葉は、いったいなんだったのでしょうか?

それとも、「派遣占い師アタル 2」の予告とも受け取れなくもないのですが、私にはむしろ、逆に遊川さんには続編を作る意思はないと映りました。

ただしかし、アタルは既存のいわゆる占い師のようなやり方などではない、まったく新しいやり方で周囲の人たちの悩みを解決していくのではないかとの、思いをカリカチュア的に描いたラストカットではなかっただろうかと私は思います。

私たちの生きるこの世界の実状は、実に厳しいものであり、ほんとうに救世主が現われてほしいような現況ですけれど、この時代に即したアタルのような特殊な能力を有する人物が、たくさん現れてくれることはいいことだと思いますが、そのような能力などなくとも世の中の苦しんでいる人たちを、たとえひとりでも救いたいという若い世代の思考の持ち主の出現こそを希求します。




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ハケン占い師 アタル episode8 感想ほか [ドラマ]

ハケン占い師 アタル episode8

☆キャスト
• 的場中(まとば あたる)- 杉咲花
• 上野誠治(うえの せいじ)- 小澤征悦
• 神田和実(かんだ かずみ)- 志田未来
• 目黒円(めぐろ まどか)- 間宮祥太朗
• 品川一真(しながわ かずま)- 志尊淳
• 田端友代(たばた ともよ)- 野波麻帆
• 大崎結(おおさき ゆい)- 板谷由夏
• キズナ- 若村麻由美
• 代々木匠(よよぎ たくみ)- 及川光博
ほか



3年A組もそうなんですが、最後の最後になってみないと、つまり落としどころがどこなのかを見ないことには、なんともいえない感がありましたが、おおよその着地点は予想がつくかなという印象を受けました。

今回は、いつものパターンを逆手にとってアタルがチームのみんなにみてもらうという逆転が面白かったのですが、アタルもまだまだ成長段階にありますし、客観的に自己を見つめられないことで、アタルも実は特別な存在ではない、たしかにそうも言い得るのですが、すべての人には得手不得手がありますから、職業やら学業やら、この世のすべての事柄に通じているような人はまず、存在しません。

アタルにとって、アタル自身がその事の意味を認識するしないに拘らず一般社会の人々と共に働くことに大きな意義があるのでしょう。

アタルが選ばれた人間であることは間違いないことなのですが、アタル本人は母親に対する、或いは自分の人生に対する小さな反乱のように感じ、あれこれと「もがいて」みたいと思っているのでしょうけれど、すべてはアタルの、言うなれば魂の修行のためであるわけですね。

たしかに母親としては、アタルがとても大切な金づるであるわけで、アタルも母のいいなりのまま、お金儲けの手段としていいように使われているという事と自分の果てしなく続くであろうその占いの日々を想うと、一度外へと飛び出したかったというのは、よくわかります。

しかし、アタルの使命というものは、非常に美味しいビジネスであるとかのレベルを遥かに超えたところにあるのであり、母親への反乱、人生への抵抗というのもある程度は、違うなということがわかってはいるはずであり、わかっているからこそ足掻いてみたいとなるのは、当然の帰結だったと思います。

はじめから決められたレールの上をただ走るというのは、たしかに安心感はあるかもしれないのですが、それはつまりそこにはつまらなさも同居しているわけであって、アタルは外から自分という存在を見つめてみる必要があったわけです。

世の中は、実は苦しんでいる人で溢れているのですから、アタルはどこにでもある似たようなオフィスでコピーを取ったり、コーヒーを淹れたり、雑用をこなしているヒマなど実は皆無なのですね。


アタルには苦しんでる世の中の人に、アドバイスし、救ってあげるという大いなる使命があるのですから、いわゆる一般的な社会人としての修行はある時点までであろうことは頷けます。


もうひとり、メンバーがいたなら全10話となったと思うのですが、来週で最終回というのは残念ですね。おまけで遊川さんご本人が登場して、アタルにみてもらうというのはNGでしょうかw

最近のニュースやらをみていると、どこもかしこも人手不足であり、これから消費税増税もなされるわけですが、その前にも食品関連やら何やらわらわらと値上げが相次ぐようで、その大きな要因は物流にあり、そこには深刻な人手不足というものが根深くあるようです。

そういった配送トラックの運転手さんとかのお給料は悪くはないのですが、それでも応募がないということがどういうことなのかが、よくわからないのです。たしかに3Kではないですが、キツイことはキツイと思いますが、大型免許取ってまでやりたくはないということなんでしょうか?

しかし、一方で企業側は、工場内の物資の運搬や、あるいは一般家庭への小包等の配送をロボット化する試験運用を行いはじめています。アタルも言っていましたが、Alにより働き手が大幅に削減される日は、そう遠くありません。

ぼくは知らないのですが、年配の方のYou tuberもいらっしゃるようで、国民あげて猫も杓子もYoutuberとなり、広告費で稼ぐというのもありなのかもしれません。

これからの社会を担っていく子どもたちのなりたい職業の上位に「Youtuber」があるというのは、怖いとしかぼくには思えませんが、しかし、世界がひとつとなり繋がっているというグローバルな世の中になってきたことは確かなことであり、悪いことばかりではないようですね。

経済によって、つまりお金によって世界は動いていますが、ヒトはもっと自由になるべきであり、未来には新しい経済の概念が生まれてくるのではないかと思ってやみません。








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ハケン占い師 アタル episode7 [ドラマ]

ハケン占い師 アタル episode7

☆キャスト
• 的場中(まとば あたる)- 杉咲花
• 上野誠治(うえの せいじ)- 小澤征悦
• 神田和実(かんだ かずみ)- 志田未来
• 目黒円(めぐろ まどか)- 間宮祥太朗
• 品川一真(しながわ かずま)- 志尊淳
• 田端友代(たばた ともよ)- 野波麻帆
• 大崎結(おおさき ゆい)- 板谷由夏
• キズナ- 若村麻由美
• 代々木匠(よよぎ たくみ)- 及川光博
ほか


遊川さんは、すごいなと思いました。誰をも悪人にしておかないという姿勢に感服しました。

何の話かというと、むろん、鼻摘まみものの、代々木部長の話なのですが、アタルがいみじくも言っていたように、代々木部長の将来などどうでもいいので、アタルがみてあげる必要などないのですけれども、脚本家である遊川さんは、きっちりと代々木部長も救ってあげるのでした。


打ち上げで、ひどい仕打ちをして申し訳なかったと代々木部長は、涙ながらに謝るのですが、徹夜続きのメンバーは白川夜船で聞いていませんでしたが、あれはやはり代々木部長はまだ性根は腐っていなかったということで、とてもいいシーンでした。


アタルは、助言してあげただけであり、これからはアタルを頼らず自分たちで考え行動していくためにもあの会社に長く籍を置くつもりはないのでしょうから、さっさと帰ってしまいましたね。


嫌がらせで部長から振られたピアニストのコンサートの案件ですが、当日まさかのキャンセルを言い出すピアニストの我儘というか、横暴ぶりに代々木部長がついにキレてしまうのですが、ピアニストが代々木部長と知り合いであり、以前にも同じような場面で叱咤激励されたのだとするエピソードは、いまいちピンときませんでした。

何かもっと唸らされるような、あっと驚く逆転劇が見たかったというのはあります。たまたま、知り合いだったというのはあまりにもご都合主義ですし、駆け出しの頃の自分を思い出したピアニストは、初心に戻って演奏に臨んだ、という「初心に戻る」というところから、発想されたシナリオなのでしょうが、個人的には、いまひとつな感は否めませんでした。


アタルに関してですが、さすがにアタルの母親だけあって、大崎チーフのアタルはすでに辞めてしまっていないという嘘は、見破られてしまいますが、そして、その流れではじめてアタルの住まいが映し出されたので何かあるなとは思ったのですが、とうとう見つけられてしまいました。

それにしても、アタルの部屋は殺風景で、鳥のケージくらいしかないような印象を受けました。自分の特別な能力を金儲けに使うことしか頭にない母親の元から出奔したアタルの気持ちは、わかる気がします。

母親は、アタルの事を心配して探しているのではなく、単に金づるに逃げられてはたまらないというだけのことのように思えました。冒頭で映し出される母親の札を数える姿や、従業員とお客に対する言動や態度のちがいから、彼女の恐ろしさが垣間見えるような気がします。

いよいよアタルがみるべき人はいなくなってしまいましたので、これからどういう展開になるのか、新たな展開が待っているのだとは思うのですが、まったく予想もつきません。

というのも、今までチームのメンバーひとりずつにスポットを当て、アタルがそのメンバーの過去を再現してみせて、アドバイスするという流れでしたが、そのパターンではなくなるようですので、どうなるんでしょう。


パターンが定着すると、安定するとも言えますが、マンネリとなる危惧も生じてきます。しかし、たしかにパターンの繰り返しの快感というのはありますし、その方法で作られるドラマや映画はいくらでもあります。

そういった素敵なパターンを見つけられる、創り出せるだけでもすごい事だと思いますが、アタルの場合、その方法をさらに突き破っていくのではないのかと期待させられます。


しかし、パターンはすでに出来上がっているのですから、次々と派遣先を替えていくことで、お話は永遠に続いていけますね。


ギクシャクしていたDチームが、とってもいい感じになってきましたが、代々木部長をDチームに飛ばしたのは、何やら意図があるように感じます。

しかし、代々木部長は完全な窓際族で早く辞めろと言わんばかりの人事ですが、遊川さんは、たぶんそれをひっくり返してくるんじゃないでしょうか。出世だけが、幸せではないという事ですよね。

アタルがどうなっていくのかも、気になります。大変失礼な物言いとなりますが、もし杉咲花さんが、絶世の美女だったらドラマにはならなかったと思います。


メゾンドポリスの高畑充希さん、杉咲花さん、おふたりとも次の映画やドラマが楽しみですね。

というか、女性のシナリオ作家が活躍する中、しなやかな感性の遊川和彦さんの次作が気になります。




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グッドワイフ 第7話 感想ほか [ドラマ]

グッドワイフ 第7話


☆キャスト

• 蓮見杏子(はすみ きょうこ)- 常盤貴子
• 多田征大(ただ まさひろ)- 小泉孝太郎
• 円香みちる(まどか みちる)- 水原希子
• 朝飛光太郎(あさひこうたろう)-北村匠海
• 神山佳恵(かみやま よしえ)- 賀来千香子
• 佐々木達也(ささき たつや)- 滝藤賢一
• 脇坂博道(わきさか ひろみち)- 吉田鋼太郎
• 林幹夫-博多華丸
• 蓮見壮一郎(はすみ そういちろう)- 唐沢寿明
• 遠山亜紀-相武紗季
• 釼持宏光-浜野謙太(ケンズランド社長)

視聴率という、とりあえずの尺度では初回だけ、2桁台で以降1桁が続いているようですが、意外な数字でした。

ぶっちゃけ、数字が取れないようならば、翻案する意味はあまりないかもですね。個人的にはとても楽しみにしているドラマですが、確かに数字が取れる女である、「わたし、失敗しないので」の女優さんが演った小鳥遊翔子もリーガルものだったわけで、グッドワイフと同様リメイクであるスーツ/SUITSも、同じように法曹界のお話でしたし、僕は2話目以降観ていないのですが、Queenも弁護士さんモノということで、似たようなジャンルのドラマがしのぎを削る中で、数字を取るためにはやはり、役者さんなのかなと思っています。


グッドワイフの常盤貴子さん、かなりいい線いっていると思うんですが、滑舌があまり良くないとか、好みが分かれるところなのでしょうか。蓮見壮一郎の浮気相手である遠山亜紀役の相武紗季さんは、同性に好かれないということを聞いたことがありますが、あの蓮見杏子と対峙した際の一切悪びれるところのない無敵感は、はまり役かもしれません。シリアスなドラマで、コミカルなところはないので、好きな役者さんでもいないと観ないのかもしれませんね。


賀来千香子さんの演じている神山は、まあ経営者なので仕方ないのかもしれませんが、一も二もなくとにかく金、金、金という拝金主義的な姿勢は、あまりいい印象ではないですね。もちろんお金を嫌いな人はいないのですが、結構鼻につく感じです。


関係ない話ですが、前回ゲストで今泉佑唯さんが出ていたそうなんですが、まったく気づきませんでした。やはり、夢は女優さんなんでしょうね。


SUITSでのチカさんでしたか? 彼女の場合はお金というよりは、ファームの信頼性に最も重きを置いていたような。たとえ大きなクライアントさんでも、不正は許さないという姿勢はきっちり見せてくれていました。


比べるつもりはないのですが、おふたりとも近い年齢ですが、チカさんの方はまだ華がありましたし、スタイリストさんは素晴らしいセンスでした。神山女史の今回の衣装は、特段おかしな感じはしませんでしたが、逆に常盤貴子さんの衣装は素敵なのがありました。 


毎回、同じ服装だった博多華丸さんの演っていらした弁護士は、未だに隠し立てする蓮見に腹を立てて自分からおりてしまったので、もう出番はないのでしょうが、たしかに、弁護人に隠し事をしていたのでは弁護のしようがありませんけれど、あれはストーリー的なお約束であって、彼は蓮見杏子が弁護人となるまでのただのつなぎでしかなかったことがわかります。


円みちる役の水原希子さんは、髪を下ろしている方が全然いいと思います。ひっつめにしていると、何かさらに攻撃的な感じがしますが、それが彼女の戦闘態勢というか、世間の刃から身を守る術なのかもしれません。今回、昔の知り合いが登場してきましたが、何か動きがある伏線ぽいですね。


蓮見は、南原とかいう副官房長官でしたか、その人物に嵌められたということでしたが、何か南原の汚職であるとか犯罪絡みの秘密を知り得ていたのならば、蓮見壮一郎は誰が自分を型に嵌めたのか、考えるまでもないのですが、今回の事件では黒幕が南原であろうと予想をつけているだけに過ぎないわけで、なぜまたそういうことになったかというと、南原の方では、蓮見壮一郎が自分の弱味を握っていると確信しているわけではなく、情報提供者から情報が入る前に、蓮見を叩いておこうとしたのだと思います。


つまり、蓮見は何も知り得ておらず、キナ臭さも感じているわけでもないのに、一方的に南原に嵌められたのであり、それはすなわち、南原が完璧に黒であることを逆に証拠立てることになっています。


蓮見の浮気に関してですが、蓮見家のケースでは、女の子の方が離婚に対して恐れているようであり、お兄ちゃんの方は、父親の不純な行動を許せないようで、母親の杏子に離婚を勧めるような発言をしていました。


これは、なんとも言えないと思うのですが、正義感の強い男の子は、母親を守りたいという強い気持ちがありますから、父親の母に対する裏切り行為を許せないという事は、よくわかります。

ただこれが、逆だった場合、つまり妹さんの方が不倫をした父親を穢らわしいとして、見るのも嫌だと忌避するケースでは、離婚する、或いは別居するという事になるのではないでしょうか。

しかし、蓮見壮一郎の場合は、彼が妻の杏子に明言したように、たった一度の過ちであったのだと思います。
そのことを、妹の綾香ちゃんは直感で知り得ているんです。だから、保釈され帰って来たパパに、おかえりなさいを言ったのだと思います。彼女は、ちゃんとわかっているんですね。

父親と娘の繋がりは、目には見えないのですが、とても強いので、世の男性諸氏は、奥さまより愛娘の悲しむ顔を思い浮かべて、不倫するかしないか、慎重に行動なさった方がよろしいかとwww



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3年A組 今から皆さんは、人質です #8 感想など [ドラマ]

3年A組 今から皆さんは、人質です #8
キャスト
・柊一颯/菅田将暉
・茅野さくら/永野芽郁
・諏訪唯月/今田美桜
・宇佐美香帆/川栄李奈
・景山澪奈/上白石萌歌
・武智大和/田辺誠一
・市村浩一/ベンガル
・郡司真人/椎名桔平
・五十嵐徹/大友康平
  ほか
ブッキーは第2章のはじまりといっていましたが、もうあと2回で3年A組も終わりなんですね。
ほかの冬ドラがすべて第7話なの対して、3年A組だけが、なんでもうepisode8なのかと一瞬混乱してしまったのですが、たしかに3年A組は、冬ドラのなかでいちばん早くスタートを切っていたのを思い出しました。
それは、1月6日です。なぜはっきりと覚えているのかというと、翌日の1月7日にぼくは、ちょっとした小旅行に出かけたからです。
とにかく衝撃的なはじまり方で、これは、おもしろいと一瞬にして虜になりました。未だに柊一颯の真意がわかりかねているのですから、初回は謎だらけでありいったいどうなるんやろ、と注目していました。
むろんのこと、単に失恋であるとかで自暴自棄となり突発的に生徒たちを人質にして教室に立てこもり、無差別殺人を行なっていくというストーリーでは、誰からも共感は得られないでしょうから、ドラマの落とし所はどこなのかに、非常に興味を持ちました。
こういった立て篭もり事件で、それも相当な期間に渡るものとなると、ストーリーとは関係のないところで、とても素朴な疑問がいろいろ湧いてきます。
男子生徒は、まあいいのですが問題は、女子で、やっと何回目だったかシャワーのシーンが放映され、とりあえずはお風呂に入れてはいるということがわかったのですが、汗は流せても綺麗な下着に着替えることが出来ているのかが、心配になったりします。
洗濯をするといっても、替えの下着を常に持ち歩いてる女子などいないでしょうし。ブッキーが気をきかせて、毎日の食料と一緒に使い捨ての下着を差し入れてもらっているのでしょうか?
生きるか死ぬかの瀬戸際に、替えの下着云々などと言っていられるわけもないのですが、ぼくらは本当に平和な時代に生まれ育ち、戦争を知らないのですが、いざ有事となった際には、否応なくそのギリギリの生死の境界で生きなければならない状況となるわけであり、3年A組のみんなは、素晴らしい先生が担任だったなと思うのです。
やはり、人はギリギリの状況の中で学んだ事を決して一生忘れることはないと思います。3年A組の生徒は、ブッキーの作り出したその究極の極限状況の中で、人として生きていくための最も大切な事を心に刻むわけです。
今回は、武智の裏にまだ巨悪が存在していることがわかりましたが、それにより五十嵐もブッキーの計画に加担することにしたのでしょう。
それにしても、武智絡みで辞めた先生が、五十嵐の実子であったとは驚きですね。
初回から2ケタの高視聴率を継続しているドラマですけれど、内容的にはいまひとつ評価されていないようなのですが、似たようなドラマが多い中、オリジナルでこれだけインパクトのある作品に仕上げてきたのは、なかなかの手腕ではないでしょうか。
展開がなくマンネリだとか、青くさい説教ばかりだとか、なんだかんだ言ってもここまで引っ張ってこれたというのは、すごいことだと思います。文句を言うにしても観ないことには始まらないので、結構見られているというのが、数字に表れています。
もちろん、すべてはその終わり方というか、柊一颯の大義がなんであるのか、そしてそこに正義はあるのか、であることは間違いないでしょうけれど、おそらく余命いくばくもない彼が、残された短い時間の中で愛する生徒たちに出来ることは、何かを必死に考えたのだと思います。いったい自分には何が出来るのかを。
そして、それを生徒たちに身を以て知ってもらいたいということ。本を読んで単なる知識として頭だけで理解しているのではなく、身を以て知ってもらいたい、そしてそのためには、究極の極限状態が必要であると柊一颯は、考えたのです。
どこにも逃げ場のない、誰も助けてはくれない、いつ死ぬかもわからないような非日常の世界では、その学びは尋常ではない速さと強さを以って、心に刻みつけられることでしょう。
ブッキーは、敢えてフェイク動画に対しフェイク動画を以ってして対抗し、武智の顔を自分の顔の上に貼り付け、判断を生徒たちに委ねます。
そして、影山澪奈のフェイク動画の時とまったく同じような、つまり、あの事件から何も学んでいない、ブッキーからあれほど判断を誤るなと言われていたにもかかわらず、無思慮に動画をあげ、拡散を促すという同様な行動を取ろうとする男子生徒が現われるのですが、ギリギリのところで気付いてくれたのでした。
そして、その極限状況の現場には居合わせないけれども、SNSを巻き込むことによって、少なからず影響を与えたかったということではないでしょうか。たったひとりの誤った判断により人生を狂わされるばかりか、たったひとつしかない命をも断つことにもなりかねない、SNSの影響力は本当に怖いと思います。
現代は、誰もが発言出来る時代で、そこに正義があるならば大企業をたったひとりで潰してしまえる、そんな時代だからこそ、判断を見誤らないように慎重に行動したいものです。

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わたしのおじさん episode6♪ 感想など [ドラマ]

わたしのおじさん  episode6♪

☆キャスト
一ノ瀬ひかり/岡田結実

おじさん/遠藤憲一

千葉迅/城田優

出渕輝彦/小手伸也

九条隼人/戸塚純貴

馬場桃花/青木さやか

小見彩華/中川知香

来夢/玉田志織

パウダー/JP

泉 雅也/田辺誠一



今回は、なぜだかわからないのですが、千葉Dにも、おじさんが見えるという不思議な現象が起きていました。しかし、どうやら一過性のものらしく、千葉Dには既に妖精のおじさんが見えていたという記憶すらないようでした。

ただ、以前にも千葉Dはおじさんの存在を知っていたようであり、自身の進路に関して対立していた父のもとから出奔する際には、おじさんに「これでよかったんだよな?」とまで話しかけていたのでした。

が、しかし、それはただ単に自分に向けての独り言であったようでもあり、確かに会話していたわけではないので、おじさんが見えていたのではないようなのですが、一方おじさんの方は、千葉Dを以前から知っていたわけで、そこらへんがどう解釈したらいいのかが、釈然としないところでもありました。

妖精だから、ということですべて解決できないような気もしますが、ところで、おじさん役の遠藤憲一さんは、このところぼくの知る限りでは、出演なされているドラマの役どころが、ほとんど人間離れした、「超越した存在」である事が、ほとんどなような気がしています。

旅館の仲居さんとして登場する役も、超人的なサービスを提供するキャラですし、前回なども膵臓癌ステージⅳのおばあちゃんの為に、軍服を着用し、おばあちゃんの心残りであった混浴風呂に入るという願いを叶えてあげるなど、ミシュラン五つ星ホテルでも到底敵わないサービスをリーズナブルな料金で展開していました。


また、セクゾの彼との共演であるドラマでも、伝説の泥棒「煙鴉」として登場し、八面六臂の大活躍を見せてくれるのですが、最後まで本性を現すことなく、また煙のごとく消えてしまうという超人的キャラであり、善なのかはたまた悪なのか、まるで素盞嗚尊のようなトリックスターぶりを発揮していました。


今回のお話では、睡眠不足でいよいよ幻想を見始める残業100時間超えの千葉Dは、働き方改革を目前にして真っ先に休みを取らされるわけなのですが、親が勝手に婚約を決めたフィアンセの紹介によりネット配信会社から引き抜きを受けた彼は、今の映像制作会社テレドリームを辞めてニューヨークでドキュメンタリーを撮るか否かで悩むという、千葉Dにスポットを当てたお話でした。

出淵チーフが、千葉Dの休んでいる間にディレクターをやるということで、正式にDに昇格したのですが、そのデブDが出した攻めの企画は、生放送という無鉄砲なもので、同時期に千葉Dはニューヨーク行きを決心するのですが、出淵Dがエレベーターの箱の中に閉じ込められるという美味しいアクシデントもありなどし、結局千葉Dは、ニューヨーク行きを蹴り、用意してあったフリップも一切なしで、それこそアドリブで番組をやりきってしまうのですが、その千葉Dの翻意をどう捉えたらいいのか釈然としないところはありました。

それは、やはりやってみぃだけのDで終わりたくない、新しい事に果敢に挑戦したいという強い想いがあったからこその、ニューヨーク行きだったはずなのですが、なぜかまだ限界突破やってみぃで、やりたいことがある、やり残したことがあるということで、転職はとりあえずはペンディングでという運びとなったのでした。

まあ、たぶん千葉DはやってみぃだけのDで終わるのではないでしょうか。ヒット作を持っているだけで凄いことなのですし、敢えて危険を犯してまで転職する必要はないでしょう。

もうそうなると、いわば守りの姿勢となるわけですが、自分の実人生で攻めるのではなく、自分の番組で攻めの企画を連発していく程度が、安全ですね。

これからドラマは、どこへと向かって行くのでしょうか。おじさんの謎は解き明かされることもなく、やがて一ノ瀬ひかりの記憶からも消えてしまうのではないのかと思えてなりません。


まったく煙鴉そのままですね。行方は杳として知れず。その存在自体危うい限りです。煙鴉さんも実は妖精だったのかもしれません。


千葉Dのケースでは、彼が悩んでいたりして行き詰まっているときに、現われたようなふしがありますが、どうなんでしょう。
今回は、成田に向かうタクシーの中で、泉Pからの架電を無視してしまう彼だったのですが、おじさんが現われて翻意を促したような流れとなっていました。このために、つまりおじさんには未来がわかっているので、千葉Dの選択もわかっていたはずで、そのために千葉Dには自分を一時的に可視化したのではないでしょうか?


このおじさんの目的はいったいなんなのでしょう。妖精の考えていることなど人間にわかるはずもないのですが、みなさんの周りにも、実は妖精がいたりするかもしれませんね。







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ハケン占い師 アタル episode6 [ドラマ]

ハケン占い師 アタル episode6

☆キャスト
• 的場中(まとば あたる)- 杉咲花
• 上野誠治(うえの せいじ)- 小澤征悦
• 神田和実(かんだ かずみ)- 志田未来
• 目黒円(めぐろ まどか)- 間宮祥太朗
• 品川一真(しながわ かずま)- 志尊淳
• 田端友代(たばた ともよ)- 野波麻帆
• 大崎結(おおさき ゆい)- 板谷由夏
• キズナ- 若村麻由美
• 代々木匠(よよぎ たくみ)- 及川光博
ほか


ぶっちゃけ、冬ドラでいちばん好きなのは何かと問われたならば、アタル! とぼくは即答すると思います。

今回は、いよいよチーフである大崎さんが、アタルにみてもらうことになるのでしたが、中間管理職ですか? たしかに大変なポジションではありますね。

結局、今回の無理難題はあのおべんちゃら部長の点数稼ぎのための独断によるものだということが、アタルによってバラされてしまうわけなのですが、本人は良かれと思ってやっていることなので根本的にダメな人なのでしょうが、社長ともあろう者が自分の立身出世のみを第一義とするうわべだけを取り繕うおべんちゃら野郎を評価するとはとても思えません。

大崎チーフは、その部長の点数稼ぎの犠牲となって、上司と部下たちの狭間で懊悩し、自殺まで考えてしまう真面目な女性であり、謙虚さを忘れてはいない方でしたけれど、それが逆に仇になり自ら退く事により問題を回避しようとしますが、それは何ら問題の解決になってはいないとアタルに指摘され、逃避することなく、悩みに悩んだ末に打開策を考えつくのでした。

それは、打開策というか、神田さんを出向させると想定した際の神田さんの給料分を稼ぎ出せばいいのだという代替え案的なものでしたが、経費削減ではなく売上げを伸ばすというプラス思考の非常にポジティブなものでした。

無駄を省いて経費を削減するという事は、会社にとって非常に重要な事だと思いますが、おべんちゃら部長は知恵を絞って経費削減する事など一切考慮せずに、会社にとってのいちばんの財産である人を、いとも容易く切ることによって帳尻を合わせようとしますが、ドライに徹して人を切れるようでなければ、リーダー失格である、みたいな完全に間違った考えを持つ人こそが、リーダー失格なのであり、部下のために悩みに悩んでいた大崎チーフこそが、ほんとうのリーダーだと思いました。


アタルも、自分はニセモノだと卑下する大崎チーフに対し、誰しもがはじめは真似していくものだし、オリジナリティはそこから先にあるのであり、悩みに悩んでいる人こそがホンモノだと告げるのですが、大崎チーフをみた時点で、アタルには大崎チーフの雁字搦めのどうにもならない問題を知っていたはずなのであり、また、その理不尽な命令の元が、おべんちゃら部長であり、彼が勝手に部下に押し付けてきている事を知り得ていたような気もするのですが、まあ、そこらへんの細かいことを言い出すと大崎チーフの「懊悩」が消えてしまいドラマにはなりませんので、考えないようにするのが賢明のようです。


そして、いよいよアタルは忌避している母親に居場所を見つかってしまうのですが、アタルの言動からほんとうに母を忌み嫌っていることが窺われます。それが何故なのか、その謎がこれから解明されていくのでしょうけれど、勝手に予想してみると、多分母親という人には、アタルの持つ人の心を読むようなその能力はさほどなく、口だけは達者なので誰にも当て嵌まるような占いをやってはいますが、アタルとしては、自分の不思議な能力を商売のために使いたいだけの母親に対して、怒りに近い不信さを抱いており、ふたりは当然真っ向から対立する関係にあるのだと思います。


ドラマは、アタルがDチームのひとりひとりをみていくというやり方をとって、それぞれの悩みやら問題を解決してきたわけなのですが、次回はとうとうあの人でなしの部長にスポットがあたるようですね。

正直の話、アイツはどうでもいいというのは確かにありますが、しかし、少しでも更生してもらわないことには、部下たちがたまったものではありませんので、アタルの御託宣を胸に、自分の事だけを考えるのではなく、社員のために精進してほしいですね。


それで、やはり最後の3回は、母親との対決みたいな感じになるのでしょうか? いつもアメカジの古着みたいな大柄のチェックのネルシャツを着ているアタルですが、あれもいわゆる変装した格好であり、本当のアタルは、あんなアメカジスタイルが好きなわけではないのではないでしょうか。


生まれてきたアタルが、不思議な能力を持つことを知った母親は、それが商売になることを逸早く見抜いて、アタルを使って荒稼ぎしていたのだと思います。アタルは成長すると共に、お金に執着する母親に疑問を抱いて、やがてついに出奔することになったのではないでしょうか。


ほんとうに面白いので、終わってほしくないドラマです。



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グッドワイフ Good Wife 第2話 感想 [ドラマ]

グッドワイフ Good Wife 第2話



☆キャスト

• 蓮見杏子(はすみ きょうこ)- 常盤貴子
• 多田征大(ただ まさひろ)- 小泉孝太郎
• 円香みちる(まどか みちる)- 水原希子
• 朝飛光太郎(あさひこうたろう)-北村匠海
• 神山佳恵(かみやま よしえ)- 賀来千香子
• 佐々木達也(ささき たつや)- 滝藤賢一
• 脇坂博道(わきさか ひろみち)- 吉田鋼太郎
• 林幹夫-博多華丸
• 蓮見壮一郎(はすみ そういちろう)- 唐沢寿明
• 橋爪功 - 大輔先生(ゲスト出演)


今回もなかなか見ごたえがありました。

蓮見壮一郎の自白がほしくてたまらない脇坂役である吉田剛太郎さん、真綿で首を絞めていくような、ねちねちといやがらせする役どころが、結構ハマってました。

その蓮見の顧問弁護士である林幹雄は、博多華丸さんなんですが、毎回同じ洋服を着ているみたいな印象です。ジャケット等変えているのかもしれませんが、赤いライフセーバーみたいながっちりしたベストをいつも着ていらっしゃるので、そんな風に感じてしまいます。

あと、賀来千香子さんの、ファッションがダサい! スタイリストさんはいったい誰なんでしょうか。髪の方も? でした。

織田裕二さんと鈴木保奈美さんの共演で話題になったスーツSUITSでの鈴木保奈美さんの衣装は、毎回目を瞠るようなセンスある装いでしたが、今回の賀来千香子さんの赤と黒でしたか? 大きなチェック柄のスカートとか酷すぎでした。

その前に登場するシーンでも、変な襟のシルバーと黒の衣装で、噴飯ものでした。しかし、ぼくが個人的にただそう思っているだけであって、あの装いが素晴らしい、素敵! という方はたくさんいらっしゃるのでしょうから、まあ、ファッションなんて個人のセンスの問題ですから、悪しからずご容赦ください。

前回、神山多田法律事務所の入っているビルの外観が一発ほしいというような事を確か書いたのですが、事務所の中の配置やらもなかなか理解しがたい感じです。

そんな部屋の配置等ドラマに関係ないだろうということはなく、そういったことがすっきりしていると、ドラマの理解への一助たり得るわけなのです。

俯瞰でもないですが、部屋の全体を捉えるカットもないような気がします。

朝飛光太郎役の北村匠海さんは、むろん2枚目なわけですが、なにか嫌な役回りで、同様にパラリーガルの円香みちる役の水原希子さんも、好感度が上がるような役ではないのが、少々可哀想な気もします。ふたりとも、仕事ができるがゆえに嫌味な感じが前面に出ている感じです。


蓮見杏子は、脇坂の狙いにまんまとハマってしまい、高価な貴金属やらの装身具を最近、蓮見から貰っていないかという言葉に囚われるようになり、拘置所の蓮見に面会に行くのでしたが、そこで彼女は、蓮見に対し浮気をするような人ではないと思っていた、賄賂は魔が差して受けとったが、浮気はしていない、その方がよかったと言います。


つまり、蓮見杏子はバースデープレゼントに貰った高価であろうネックレスが、企業からの賄賂の品であったのだろうかと、蓮見を疑うように、脇坂の一言によりなってしまったわけなのですが、妻として浮気も贈収賄もNGにはちがいはないのですが、どちらかといえば、収賄疑惑はくつがえすことはできる可能性もあるのかも知れないが、浮気に関しては既に確定した動かしがたい事実なのであるから、どちらかとすれば、魔が差して浮気をしてしまった、のではなく、魔が差して賄賂を受け取ってしまった、こちらの方がまだ可愛げもあったのかもしれないと、杏子は考えているようでした。

杏子の妻としての立場からすると、そうなのかもしれないのですが、賄賂の方が社会的にはまずいのではないかなという思いがあります。
しかし、たしかに女性として、あるいは二児の母として、裏切られた感はハンパないものがあるでしょうし、生理的は嫌悪感がまずあるのかもしれませんね。


しかし、杏子にはまだ蓮見を信じたいという思いがどこかしらにあるようであり、完全には蓮見を斬り捨てていないように思われました。

直属の部下であった佐々木からもコンタクトがあり、蓮見自身は、杏子と別れるつもりはまったくないようなのですが、杏子を事務所に引っ張ってくれた多田との関係も今後どうなっていくのかが見ものですね。

しかし、杏子が多田に走るようなことがあれば、視聴者の全女性を敵にまわすようなものでしょうから、最後には収まるところに収まるのだろうなぁと、すでに先は見えている感もありますから、ドラマを面白くするために、杏子はギリギリまで危ない橋を渡らせられるのではないでしょうか。


橋爪功さんの、大輔先生よかったですね。
クライアントのために守秘義務を徹底して守る蓮見杏子は、最後まで諦めなかったおかげで、心あたたまる大輔先生と亡くなられた奥様との隠れたエピソードを知ることにもなり、それが勝訴へとつながり、また大輔先生と神山女史との親子仲も改善されたようでした。

第3話も期待しています!


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3年A組 今から皆さんは、人質です 第3話 感想 [ドラマ]

3年A組  今から皆さんは、人質です 第3話

☆キャスト
・柊一颯/菅田将暉
・茅野さくら/永野芽郁
・諏訪唯月/今田美桜
・宇佐美香帆/川栄李奈
・景山澪奈/上白石萌歌
・武智大和/田辺誠一
・市村浩一/ベンガル
・郡司真人/椎名桔平
・五十嵐徹/大友康平
  ほか


なんかれいの生徒さんは、やはり殺してなかったし、今回の5人もだいじょうぶみたいでしたね。

つまり、生徒がどうのこうのというよりも、多くの人に何かを伝えたい、そんな感じがしました。

結局、ストーリーなどない、ただのキレまくった教師の無差別殺人ということならば、いわゆるTVで放映されるわけもないので、たとえば、ぼくは不勉強のため未だに読んではいないのですが、ピエール・ギュヨタの「エデン・エデン・エデン」のように、はじまりも終わりもない地獄絵図のような、そんなものがテレビドラマになるわけもないので、センセーショナルな内容に見せかけつつ、いかにして説教臭さを出さないようにしながら、道徳的なことを伝えるかにかかっているように思うのですが、柊一颯役の菅田将暉さん、すごくいいですね。

五十嵐という刑事とつながっていたというのも驚きましたが、内通者すらも共犯というわけではないですが、前もって生徒の中に協力者を用意してあったということは、時を見計らって、SNSに投稿させる狙いがあったわけで、どこまでも用意周到な計画であったことを窺わせます。

というか、協力者はれいの一番最初に殺されたと思っていた生徒さんですね。彼がブッキーに言われた通りにSNSに投稿しているんでしょう。

しかし、とにかく警察関係者の協力者がいるとなると、さらにわけがわかりませんね。お金が目当てで話に乗ったようなのですが、それは結局のところ、校舎の一部やらを爆破するのは確かなのですが、誰をも傷つけないし、その目的が刑事である五十嵐からしても賛同するようなものだったからではないでしょうか。

直接的には生徒が忘れている他者を思い遣る気持ちみたいなものを気付かせたい、そんな願いがあるのかもしれないのですが、SNSで多くの外野を巻き込んでいますから、やがてはSNSで余裕かまして対岸の火事視しながら楽しんでいる連中に、火の手を放つのではないでしょうか。

そして、それこそが、柊一颯の目的なのではないか。しかし、匿名性の隠れ蓑に隠れて言いたい放題の連中にひと泡ふかせるとなると、プロバイダーへの開示請求ということになり、そうなると緊急性のあるもの、あるいは犯罪絡みのものでないと開示は困難でしょうから、今回こんな大それた事件を起こしたのではないか。警察が介入する事件なのですから、柊一颯が個人の特定を警察に依頼し、警察からの開示請求ならば一発で開示されるでしょう。


ま、そんなことを考えました。前回にも書きましたが、柊一颯が私怨やら逆恨みやらお門違いの八つ当たりで、考えなしに爆発したのではないし、何かその行動の裏には強い信念を感じられるからです。そして、それは単に自分の受け持っている3年A組というクラスだけの問題ではないということ。そんなことを強く感じさせます。

SNSに影山澪奈を誹謗中傷するテキストを投稿し、ドーピングの動画も晒した生徒がクラスの中にいたわけですが、さらにはその動画を撮影した者と、動画を編集してドーピングに見せかけ、その完パケを宇佐美のバックにこっそり入れた者がいるわけですね。

ですから、あと何人か影山澪奈に嫉妬したり、逆恨みしている人物がいるらしく、次回はその追求になるとは思うのですけれど、おにぎりを柊一颯が要求し、五十嵐が届けるというのは、むろん想定内であり、そこで私たち視聴者に、五十嵐が柊一颯の影の協力者であることを知らせてくれるのですが、そこでわざわざ階段に座って話をする時間を設けてありました。

そして、そこで五十嵐の口ぶりから、柊一颯の今回の計画のあらましを知っていることがわかります。しかし、誰も幸せにはならないぞ? みたいなことを確かいったように記憶していますが、人質監禁爆破事件とでもいうような非道な事件ではありますが、実は無血革命なのであり、しかし、革命ですから、なにがしかの痛手を蒙るのは致し方なく、柊一颯は目先のことではなく未来を見据えたビジョンにより、事を起こしたのではないでしょうか。

また、そこで五十嵐は、有能な部下がいると、わざわざ部下である郡司真人に触れています。そして、その後で20時近くになって、いよいよ郡司真人に、犯人を特定させるのですが、その時、柊一颯はネットで調べたにしては詳細過ぎる郡司の経歴を熟知しており、何かしらふたりの因縁めいたものも感じさせはしたのですが、まあ、それは考えすぎで、単に郡司を潰すためにいろいろリサーチしたのかもしれませんね。

しかし、柊一颯の元恋人の女性に、いつかは警察が辿り着くであろうことは、容易に想像できたでしょうし、事件を起こしたならば所轄の刑事が来ることはわかっているのですから、郡司真人の存在をブッキーが知らないわけがないのです。

さらに、五十嵐はもう丸め込んであるわけなのですから、つまりは、この事件は、はなから柊一颯と郡司真人の一騎討ちとなることが決まっていたわけです。

となると、やはりふたりの因縁を考えざるを得ないような気もしますね。

次回もどうなるのかまったく読めませんので、楽しみです!




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ハケン占い師 アタル episode1 [ドラマ]

ハケン占い師 アタル episode1

☆キャスト
• 的場中(まとば あたる)- 杉咲花
• 上野誠治(うえの せいじ)- 小澤征悦
• 神田和実(かんだ かずみ)- 志田未来
• 目黒円(めぐろ まどか)- 間宮祥太朗
• 品川一真(しながわ かずま)- 志尊淳
• 田端友代(たばた ともよ)- 野波麻帆
• 大崎結(おおさき ゆい)- 板谷由夏
• キズナ- 若村麻由美
• 代々木匠(よよぎ たくみ)- 及川光博
ほか

イベント屋と占いというか、いわゆる超能力者的な女子とのミックスでしたが、さらには妊娠していて、やがてシングルマザーになるであろう神田さんも絡ませるといったテンコ盛りの設定でした。

占いというのは、やはり女子にとってはたまらないワードでしょうから、昭和のユリ・ゲラーでしたっけ? いまどき超能力者も流行りませんので、占い師としたのでしょう、完璧にターゲットを見定めたシナリオですね。


赤ちゃんがたくさんいて、大変な現場であったであろうことが容易に想像できますが、実際あれだけの赤ちゃんを集めての撮影、おつかれ様でしたw


司法浪人とか、彼女を働かせておきながらいいご身分でしたが、赤ちゃんができたと告げた時、すんなり産みなよ、自分が働くと言ったのには驚きましたが、資格を何も持っていないからいい会社には入れないし、育児も大変だから司法試験に合格してからの方が賢明じゃないかなという、言いぐさは素敵でした。完璧に妊娠したけど?
という報告に対して前もって答えを用意しておいたという模範解答でした。

結局のところ、彼女である神田さんをじょうずに利用していただけで、彼女が産むことを告げたら掌を返して、別れるのが自分にとって一番いい選択であるとする、自分の損得でしか人生を考えられないヤツなのでしょうが、彼にしてみたら司法試験に受かることが第一義なのであり、そこに向けて努力する現在の環境が損なわれるようならば、一緒に居る意味がない、ということなのでしょうか。いずれにせよ、住まいをどうするのかは知りませんが、今後は自分で生活費を稼がなければならず、あるいは、実家に泣きつくかしないとやっていけない状況ですね。

神田さんは、むろんさびしいでしょうが、赤ちゃんが生まれたら、そんなことを考えるヒマもなくなりますし、そんな男性がいたところで、家事の手伝いをしてくれるわけもありません。

一日中、それも睡眠時間を削ってまで六法全書とにらめっこしているわけでもないでしょうに、アタルの歓迎会みたいな飲み会で、帰りが遅くなるというLINEへのレスが、ただ「腹減った」とか?

腹減ったなら、自分でカップ麺とかお湯注ぐだけの話なんだから、それでも食っとけよと思いましたが、案の定、彼女は大切な金づる兼家政婦であり、その家政婦に赤ちゃんができたなんて論外であり、出産・育児・家事なんていう、くだらない生活にオレの夢を潰されてはたまらない、といったところでしょうか。

脚本ですが、アタルの見立てで誰にでもその人にしかできないことがあるということを言っていましたが、それは見事な伏線でした。

神田さんは、イベント前日に悩んだ末にすべてのプレゼントに異なる内容のメッセージをひとつひとつ手書きしたため、オールして一睡もしていなかったため、イベント当日には立ちながらですら居眠りしてしまうような状況であり、誤って配線されたコードを踏んでしまい、音響機器等が倒れ、さらには風船が割れて赤ちゃんたちがそれに反応して、会場は阿鼻叫喚さながらのパニックに陥ってしまったのですが、それこそがシナリオの狙いであって、ここでは思う存分サゲておかなければならないのでした。

つまり、神田さんは赤ちゃんができたことを彼氏に告げて、案の定奈落の底に突き落とされますが、そしてさらに会社でもボロクソに言われて、会社を辞め実家に帰って子どもを生むことを決断します。決断せざるを得ないギリギリの状況なんですね、

しかしながら、そういったギリギリの状況を作り出し、そのお膳立てが整ったところで、C調の部長がやってきて、クライアントさんからまたぞろクレームの電話かと思わせておきながら、その実、手書きのメッセージが好評だったという御礼の言葉をいただく、といった流れに変わり、みんなも神田さんの真心のこもった仕事に感心し、課長の大崎が、これは、神田さんしかできない仕事だと言うというわけで、ここで見事に伏線の回収を行っていました。そして、神田さんが会社を辞めずに育児しながら頑張る宣言をするといった内容でした。


興味深かったのはアタルが、神田さんをみるときに、過去のエピソードへと飛ぶわけなのですが、その演出が、たんなる過去の映像を流すのではなく、その過去の映像と現実世界にいる神田さんとアタルが、共存していて、なおかつアタルがその過去の映像の中へと入ってゆき、神田さんへと同化してしまう、そんな演出がなされていました。


つまり、アタルは実際のその時の神田和実になることにより、どうして友達ができないのか、相手に対しての優しさなのか、思いやりなのか、自分を出さずにまず相手を気遣ってしまい、それがわざとらしさを感じさせることにつながっていくことを見抜いてしまいますが、そこらへんのわかりやすい演出は素晴らしかったと思います。

杉咲花さん、志田未来さんも素敵で、次回が楽しみなドラマがまた一本増えました!

ネーミングは、さすがに昭和生まれのセンスですね、遊川さんw

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