SSブログ

3年A組 今から皆さんは、人質です #8 感想など [ドラマ]

3年A組 今から皆さんは、人質です #8
キャスト
・柊一颯/菅田将暉
・茅野さくら/永野芽郁
・諏訪唯月/今田美桜
・宇佐美香帆/川栄李奈
・景山澪奈/上白石萌歌
・武智大和/田辺誠一
・市村浩一/ベンガル
・郡司真人/椎名桔平
・五十嵐徹/大友康平
  ほか
ブッキーは第2章のはじまりといっていましたが、もうあと2回で3年A組も終わりなんですね。
ほかの冬ドラがすべて第7話なの対して、3年A組だけが、なんでもうepisode8なのかと一瞬混乱してしまったのですが、たしかに3年A組は、冬ドラのなかでいちばん早くスタートを切っていたのを思い出しました。
それは、1月6日です。なぜはっきりと覚えているのかというと、翌日の1月7日にぼくは、ちょっとした小旅行に出かけたからです。
とにかく衝撃的なはじまり方で、これは、おもしろいと一瞬にして虜になりました。未だに柊一颯の真意がわかりかねているのですから、初回は謎だらけでありいったいどうなるんやろ、と注目していました。
むろんのこと、単に失恋であるとかで自暴自棄となり突発的に生徒たちを人質にして教室に立てこもり、無差別殺人を行なっていくというストーリーでは、誰からも共感は得られないでしょうから、ドラマの落とし所はどこなのかに、非常に興味を持ちました。
こういった立て篭もり事件で、それも相当な期間に渡るものとなると、ストーリーとは関係のないところで、とても素朴な疑問がいろいろ湧いてきます。
男子生徒は、まあいいのですが問題は、女子で、やっと何回目だったかシャワーのシーンが放映され、とりあえずはお風呂に入れてはいるということがわかったのですが、汗は流せても綺麗な下着に着替えることが出来ているのかが、心配になったりします。
洗濯をするといっても、替えの下着を常に持ち歩いてる女子などいないでしょうし。ブッキーが気をきかせて、毎日の食料と一緒に使い捨ての下着を差し入れてもらっているのでしょうか?
生きるか死ぬかの瀬戸際に、替えの下着云々などと言っていられるわけもないのですが、ぼくらは本当に平和な時代に生まれ育ち、戦争を知らないのですが、いざ有事となった際には、否応なくそのギリギリの生死の境界で生きなければならない状況となるわけであり、3年A組のみんなは、素晴らしい先生が担任だったなと思うのです。
やはり、人はギリギリの状況の中で学んだ事を決して一生忘れることはないと思います。3年A組の生徒は、ブッキーの作り出したその究極の極限状況の中で、人として生きていくための最も大切な事を心に刻むわけです。
今回は、武智の裏にまだ巨悪が存在していることがわかりましたが、それにより五十嵐もブッキーの計画に加担することにしたのでしょう。
それにしても、武智絡みで辞めた先生が、五十嵐の実子であったとは驚きですね。
初回から2ケタの高視聴率を継続しているドラマですけれど、内容的にはいまひとつ評価されていないようなのですが、似たようなドラマが多い中、オリジナルでこれだけインパクトのある作品に仕上げてきたのは、なかなかの手腕ではないでしょうか。
展開がなくマンネリだとか、青くさい説教ばかりだとか、なんだかんだ言ってもここまで引っ張ってこれたというのは、すごいことだと思います。文句を言うにしても観ないことには始まらないので、結構見られているというのが、数字に表れています。
もちろん、すべてはその終わり方というか、柊一颯の大義がなんであるのか、そしてそこに正義はあるのか、であることは間違いないでしょうけれど、おそらく余命いくばくもない彼が、残された短い時間の中で愛する生徒たちに出来ることは、何かを必死に考えたのだと思います。いったい自分には何が出来るのかを。
そして、それを生徒たちに身を以て知ってもらいたいということ。本を読んで単なる知識として頭だけで理解しているのではなく、身を以て知ってもらいたい、そしてそのためには、究極の極限状態が必要であると柊一颯は、考えたのです。
どこにも逃げ場のない、誰も助けてはくれない、いつ死ぬかもわからないような非日常の世界では、その学びは尋常ではない速さと強さを以って、心に刻みつけられることでしょう。
ブッキーは、敢えてフェイク動画に対しフェイク動画を以ってして対抗し、武智の顔を自分の顔の上に貼り付け、判断を生徒たちに委ねます。
そして、影山澪奈のフェイク動画の時とまったく同じような、つまり、あの事件から何も学んでいない、ブッキーからあれほど判断を誤るなと言われていたにもかかわらず、無思慮に動画をあげ、拡散を促すという同様な行動を取ろうとする男子生徒が現われるのですが、ギリギリのところで気付いてくれたのでした。
そして、その極限状況の現場には居合わせないけれども、SNSを巻き込むことによって、少なからず影響を与えたかったということではないでしょうか。たったひとりの誤った判断により人生を狂わされるばかりか、たったひとつしかない命をも断つことにもなりかねない、SNSの影響力は本当に怖いと思います。
現代は、誰もが発言出来る時代で、そこに正義があるならば大企業をたったひとりで潰してしまえる、そんな時代だからこそ、判断を見誤らないように慎重に行動したいものです。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。