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3年A組 今から皆さんは、人質です 第3話 感想 [ドラマ]

3年A組  今から皆さんは、人質です 第3話

☆キャスト
・柊一颯/菅田将暉
・茅野さくら/永野芽郁
・諏訪唯月/今田美桜
・宇佐美香帆/川栄李奈
・景山澪奈/上白石萌歌
・武智大和/田辺誠一
・市村浩一/ベンガル
・郡司真人/椎名桔平
・五十嵐徹/大友康平
  ほか


なんかれいの生徒さんは、やはり殺してなかったし、今回の5人もだいじょうぶみたいでしたね。

つまり、生徒がどうのこうのというよりも、多くの人に何かを伝えたい、そんな感じがしました。

結局、ストーリーなどない、ただのキレまくった教師の無差別殺人ということならば、いわゆるTVで放映されるわけもないので、たとえば、ぼくは不勉強のため未だに読んではいないのですが、ピエール・ギュヨタの「エデン・エデン・エデン」のように、はじまりも終わりもない地獄絵図のような、そんなものがテレビドラマになるわけもないので、センセーショナルな内容に見せかけつつ、いかにして説教臭さを出さないようにしながら、道徳的なことを伝えるかにかかっているように思うのですが、柊一颯役の菅田将暉さん、すごくいいですね。

五十嵐という刑事とつながっていたというのも驚きましたが、内通者すらも共犯というわけではないですが、前もって生徒の中に協力者を用意してあったということは、時を見計らって、SNSに投稿させる狙いがあったわけで、どこまでも用意周到な計画であったことを窺わせます。

というか、協力者はれいの一番最初に殺されたと思っていた生徒さんですね。彼がブッキーに言われた通りにSNSに投稿しているんでしょう。

しかし、とにかく警察関係者の協力者がいるとなると、さらにわけがわかりませんね。お金が目当てで話に乗ったようなのですが、それは結局のところ、校舎の一部やらを爆破するのは確かなのですが、誰をも傷つけないし、その目的が刑事である五十嵐からしても賛同するようなものだったからではないでしょうか。

直接的には生徒が忘れている他者を思い遣る気持ちみたいなものを気付かせたい、そんな願いがあるのかもしれないのですが、SNSで多くの外野を巻き込んでいますから、やがてはSNSで余裕かまして対岸の火事視しながら楽しんでいる連中に、火の手を放つのではないでしょうか。

そして、それこそが、柊一颯の目的なのではないか。しかし、匿名性の隠れ蓑に隠れて言いたい放題の連中にひと泡ふかせるとなると、プロバイダーへの開示請求ということになり、そうなると緊急性のあるもの、あるいは犯罪絡みのものでないと開示は困難でしょうから、今回こんな大それた事件を起こしたのではないか。警察が介入する事件なのですから、柊一颯が個人の特定を警察に依頼し、警察からの開示請求ならば一発で開示されるでしょう。


ま、そんなことを考えました。前回にも書きましたが、柊一颯が私怨やら逆恨みやらお門違いの八つ当たりで、考えなしに爆発したのではないし、何かその行動の裏には強い信念を感じられるからです。そして、それは単に自分の受け持っている3年A組というクラスだけの問題ではないということ。そんなことを強く感じさせます。

SNSに影山澪奈を誹謗中傷するテキストを投稿し、ドーピングの動画も晒した生徒がクラスの中にいたわけですが、さらにはその動画を撮影した者と、動画を編集してドーピングに見せかけ、その完パケを宇佐美のバックにこっそり入れた者がいるわけですね。

ですから、あと何人か影山澪奈に嫉妬したり、逆恨みしている人物がいるらしく、次回はその追求になるとは思うのですけれど、おにぎりを柊一颯が要求し、五十嵐が届けるというのは、むろん想定内であり、そこで私たち視聴者に、五十嵐が柊一颯の影の協力者であることを知らせてくれるのですが、そこでわざわざ階段に座って話をする時間を設けてありました。

そして、そこで五十嵐の口ぶりから、柊一颯の今回の計画のあらましを知っていることがわかります。しかし、誰も幸せにはならないぞ? みたいなことを確かいったように記憶していますが、人質監禁爆破事件とでもいうような非道な事件ではありますが、実は無血革命なのであり、しかし、革命ですから、なにがしかの痛手を蒙るのは致し方なく、柊一颯は目先のことではなく未来を見据えたビジョンにより、事を起こしたのではないでしょうか。

また、そこで五十嵐は、有能な部下がいると、わざわざ部下である郡司真人に触れています。そして、その後で20時近くになって、いよいよ郡司真人に、犯人を特定させるのですが、その時、柊一颯はネットで調べたにしては詳細過ぎる郡司の経歴を熟知しており、何かしらふたりの因縁めいたものも感じさせはしたのですが、まあ、それは考えすぎで、単に郡司を潰すためにいろいろリサーチしたのかもしれませんね。

しかし、柊一颯の元恋人の女性に、いつかは警察が辿り着くであろうことは、容易に想像できたでしょうし、事件を起こしたならば所轄の刑事が来ることはわかっているのですから、郡司真人の存在をブッキーが知らないわけがないのです。

さらに、五十嵐はもう丸め込んであるわけなのですから、つまりは、この事件は、はなから柊一颯と郡司真人の一騎討ちとなることが決まっていたわけです。

となると、やはりふたりの因縁を考えざるを得ないような気もしますね。

次回もどうなるのかまったく読めませんので、楽しみです!




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