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3年A組 〜今から皆さんは、人質です〜 感想 [ドラマ]

3年A組  今から皆さんは、人質です

☆キャスト
・柊一颯/菅田将暉
・茅野さくら/永野芽郁
・諏訪唯月/今田美桜
・宇佐美香帆/川栄李奈
・景山澪奈/上白石萌歌
・武智大和/田辺誠一
・市村浩一/ベンガル
・郡司真人/椎名桔平
・五十嵐徹/大友康平
  ほか


いやあ、まいりました。オモロイ。これからどういう展開になっていくのか想像もつきません。

例のマジで殺されてしまった男子ですが、彼と澪奈が関係があったのではないのかと勝手に推測しました。すなわち、彼が澪奈の死に深く関わっているのでは? 適当に指名したようですが、そうではなくすべては緻密に計算された上での行動ではないのかと、思いました。知らんけど。

卒業までの10日間というタイムリミットがあるわけなのですが、ものすごく素朴な疑問なんですが、その間食事とかどうするつもりなんでしょうね。

親御さんとかの、差し入れ待ちでしょうか? その昔、まったくぼくは知らなかったんですが、日本での話ですが銀行強盗が銀行員を人質にして、銀行に立てこもった有名な事件があったとかで、たしか犯人が警察にステーキとかを要求したいうことがあったらしいですね。サーロインだかシャトーブリアンだか知りませんが、ミディアムでと言ったとか言わなかったとか。

あとは、金嬉老事件でしたか、これも人質をとっての立てこもりでした。さらには浅間山荘事件でしょうか。これもほんとうに凄まじい事件でしたね。

どちらも、昭和の匂いがする悲惨な事件でしたが、平成に入ってからの史上最大規模である9.11ワールドトレードセンター等における同時多発テロのハイジャックも人質立てこもりのバリエーションと言えなくもありません。

空を飛んでる旅客機という完全なる密室での絶体絶命の修羅場はまさに地獄絵図であったに相違ありません。ここに於いて、人質を盾にするという卑劣きわまりない行為は、許されざるものです。


それで、話は戻りますが、書いていて気づきました。食事の件は、ユーザー5000万人のSNSで100円募金みたいなことをやるとのことでしたので、100万人ポチッとしてくれたら、もう1億円ですから、そのお金で仕出し弁当を取るなり、ケータリングサービスを頼むなりすれば、全然OKでした。 

しかし、考えたらたった10日間ですので、ブッキーのポケットマネーでいけそうです、何ヶ月も教室に籠城するわけではないので。

問題はSNSの「ポチッ」は、ブッキーを応援するわけではないにしろ、結果的にはそういうことになるということですね。しかし、どうやら彼の狙いは、お金とかではなく、多くの人たちを引きずり込んで参加してほしいという狙いがあるのではと思うんです。

人質立てこもりを応援するつもりは、さらさらないけれども、オモロイから続きを観たい。そういう「ポチッ」がほとんどだとは思うのですが、すべての物事には因果関係があるわけで、ブッキーがこんな大それた事を、それも半年もかけて綿密な計画の元に実行するに至った理由が必ずあるはずなのです。

そしてそれは、どうやらブッキーが私利私欲にかられたであるとか、失恋の痛手による自暴自棄であるとか、お門違いもはなはだしい八つ当たりであるとかではなさそうなのですね。

何か彼の行動の根底には、「愛」があるのではないのかと思えてならないのです。そうでなければ、人質立てこもりに3.10の卒業式までとリミットを設けるわけがないからです。

彼は、男子生徒のひとりをマジに刺殺してしまうわけですが、その直前には、頼むからわかってくれよ、みたいなことを懇願するように確か言っていたはずです。

教師としての彼は、生徒のみんなに形だけの卒業ではなく、名実共に卒業するために自分たち自身で答えを導き出してほしいと望んでいるようなのです。

冒頭でいきなり飛び降りにより自死するのであろう柊一颯が描かれていますが、彼がその命を賭してまで生徒たちにわかってほしかったものとは、いったいなんなのか?

勝手に想像してしまうと、最近録画しておいた「フィフスエレメント」を観たのですが、アレではないのかなと思っています。

宇宙の基本構成要素である四大元素
火、水、土、風、そして5番目のエレメントは、という言わずもがななやつですね。

しかし、ほんとうにそうだと思うんです。それが、基本なんですね。そうでないと滅びてしまうように世界は作られている。

そんな風にぼくは、思いました。果たしてブッキーは、29人の生徒に何を伝えたいのか、楽しみです。


あの修羅場の中で、お弁当をしっかり食べている子が、ふたりくらいいましたが、なんか微笑ましくて、笑ってしまいました。
でも、理に適っていると思うんですよ。腹が減っては戦ができぬ。腹ごしらえ、大切です。笑

教室ということで、相米慎二監督の傑作「台風クラブ」をちょっと思い出してしまいましたが、傑作を超えられるでしょうか、期待しています。

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