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スキャンダル専門弁護士 QUEEN 感想 [ドラマ]

スキャンダル専門弁護士 QUEEN


☆キャスト

氷見江(ひみ こう)/竹内結子
与田知恵 /水川あさみ
藤枝修二/中川大志
鈴木太郎/バカリズム
真野聖子/斉藤由貴

たまたまepisode1がアイドルの話でしたので、非常に興味深く拝見しました。

初回ということで、こちらも何が何やらよくわからないわけですが、それにしても休みを取りたい、この案件が終わったらね、みたいな長くくだらないくだりは、必要あったんですかね?

感傷に浸りたい時には、どこへ行くかということで、フォレストの聖地とか呼ばれている場所で、逃げ出した杏里を捕まえたわけですが、車内でいい感じに話が進んで、私たちにフォレストを助けさせてくれないかと持ちかけ、杏里が真相を話してくれるのかと思っていたのですが、すぐにお台場近くの景観の見えるビルの屋上でのシーンに変わってしまい、今度こそ回想を用いて真相がつまびらかにされるのかと思いきや、そんなこともなく、あの屋上のシーンはいったいなんだったのかと思えてなりません。

杏里が自分を悪者にするという、仮定の話を披瀝して、伏線を張っているのかも知れませんが、どうなんでしょうか。内容が内容だけにメンバーの言動を伏線として置いてはおけないという理由もあるのでしょうが、エピソードではなく言葉での説明という伏線。


しかし、性同一性障害であるから、チームを解散しなければならないというのは、ちょっと僕には考えられないことでした。
まあ、そのことを知らされたならば、たしかにファンは複雑な思いがあるでしょうが、その点とさらに一番辛いのは、本人が自分を偽りアイドルを続けていくことがもう耐えられないということならば、カミングアウトして、偽らざる本来の自分を晒け出すという手もありますし、脱退するという手もあります。

ですので、そもそも杏里や他のメンバーもフォレスト解散しか手立てはないと考えること自体が、ありえないと思います。まあ、若いですから視点が狭く、そう考えるしかないと思い込むのは仕方ないのかもしれませんが、そういう時こそ信頼できる大人であり、今も連絡を取り合っている海老原さんですか? ジャーマネだかが、打開策を考えてあげなければならないかったのではないでしょうか。

海老原さんとかは、逆に解散を支持していたようで、杏里への伝言に「よくやった」というのはたしかにある意味、当たっていて、TVを使って不仲説を印象付け、解散に追い込むという杏里の行動は、褒められたものではないのですが、メンバーを慮っての自己犠牲という実に素敵な美談には違いありませんでした。

しかし、現実にはありえないですよね、こんなこと。


違約金ナンチャラとか、社長はアイドルを商品としてしか見ていないとか、そういうことには関係なく、アイドルとファンとの間には強い絆があるはずで、アイドルのみなさんは、そのことをまず第一義として常に行動しなければならないはずですので、アイドルを続けていけない理由をファンの皆さんには、しっかりと説明しなければならない義務があると思いますが、ただ冠番組を持つ国民的アイドルグループですから、解散するのは本当にもったいない話ですね。

家に知らないおじさんがいて、一緒に暮らしているとか、さりげなくカミングアウトしてる男性の方もいらっしゃるのですから、直情的に目先の物事に囚われることなく長い目で見たビジョンを持つことが大切です。

かくいう僕は、将来の展望など考えたこともない、その日暮らしのただのバカですが、一般論を述べてみました。笑


ま、それはともかく、誰もが知っているアイドルともなると、いろいろと影響が波及するわけですが、生放送で既成事実を突きつけるという手法は、たしかにお見事でした。

しかし、真相を知ったのは収録間際であり、真相を知ってはじめて対策を講じて、急遽生放送こそが、グループの危機を救う唯一の方途だと考えたという流れでしたが、実は、はじめからやったもん勝ちの準備万端だったのは、なぜなんでしょうか。スタッフの皆さんも、まるでフォレスト解散の手助けをすることを喜んでいるかのようでした。


スタッフをすべて部屋から追い出して、生放送をやるべきだとメンバーに示唆する氷見江は、完全にメンバーの心を操作していました。スタッフの皆さんの気持ちも掌握してあり、一致団結して生放送は敢行されたのですが、それは、紛れもなく氷見江の中でシナリオはすべて出来上がっていたとしか思われません。つまり、真相はどうであれ、フォレストを解散したいというメンバーの意思を尊重することを優先したということです。

そこで、思ったのはあの危機管理に長けた弁護士先生の依頼主は、いったい誰だったのでしょうか、ということです。依頼主側の不利やら損害になる仕事をして報酬がもらえるのか、とても心配です。

ドラマに関係はありませんが、たしかに組織が巨大化すると、もう巨大すぎて寝返りも打てないほど身動きが取れない運営さんがいます。一方、小さいながらも自分の手でアイドルグループを大切に育てていく運営さんをいくつか知っていますが、それは本当に手ごたえを感じる、素敵な仕事だと思います。





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