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大恋愛〜僕を忘れる君と 最終話 感想 [ドラマ]

大恋愛〜僕を忘れる君と 最終話


☆キャスト
戸田恵梨香(北澤 尚)
ムロツヨシ(間宮真司)
富澤たけし(アート引越しセンター木村)
杉野遥亮(アート引越しセンター 小川)
黒川智花(KITAレディースクリニック受付嬢 澤田)
夏樹陽子(井原の母)
草刈民代(北澤 薫 尚のママ)
松岡昌宏(井原侑市 元尚の婚約者から義理の父となる)
ほか


なんだかなぁというのが、見終えた直後の感想です。まあ、はなから厳しい恋で、悲しい結末になることはわかりきっていたんですが、サキトニンだか、キサトニンだかそんな感じの井原先生の作ったアルツハイマーのクスリもやっぱ個人差がありますから、尚ちゃんには効かなかったんですかね。

奇跡的にほんの一瞬だけ、記憶が戻り声すらもしっかりとして間宮真司を認知しましたが、愛のちからで、とうとう記憶が蘇ったという、夢物語にはせずにリアリティの方を選択したシナリオでしたが、そんな悲しいクソリアリズム、やめてほしかった、というのはありました。

どうせ、尚ちゃんを一年後に肺炎で殺すつもりならば、一年間はすべての記憶を蘇らせて、恵一くんと間宮真司との三人家族の美しい想い出をもう少し作ってあげたかったような気もしました。肺炎であっけなく逝ってしまった、というのは実に上手い手ですから、そういう奥の手を使うならば、やはり、失踪させるとか必要なかったような気もしますけれど、尚ちゃんの幸せよりもドラマ性を優先したということですね、あたりまえのことですが。

「西の空へ」という間宮真司の短編集、どんな話が詰まってるんでしょうか、読んでみたいですね。

井原先生のママもパニックから立ち直り、現実を受け入れる覚悟が出来たどころか、自分のデザインしたウェディングドレスまで用意していたとは驚きました。きっといろいろな想いを込めて仕上げたウェディングドレスなんでしょうが、大切な息子が選んだ花嫁さんなんだからと、自分に言い聞かせるようにして、ひと針ひと針縫いあげていったのではないでしょうか。

たしかに、母親としてはショックには違いなく、自分が結婚するのではないのですからとやかく言うのは、どうなんだろうとはご自分でもわかってらっしゃるでしょうけれど、さすがに自分とほとんど年齢が変わらない女性が、息子の花嫁という事実は信じ難いことにはちがいありません。ですから自分より上でなくて何よりだったくらいに考えて諦めるほかありませんが、孫の顔を見たいという願いはあったでしょうから、それは如何ともしがたいので、その点に関しては、やはり残念だと思います。

それとは別に、ドラマ創作上の話ですが、さすがに凄い年の差で、どういった趣旨で井原先生を熟女好きにして、結婚までに至らせるということにしたんでしょうか。

尚ちゃんも喜んでいたし、まあ、意外性があってよかったのですが、そうすることによって井原先生は、ずっと登場し続けていくという裏事情もあったのではないか、などと勘ぐったり。

あのお騒がせの松尾くんが再び登場して驚きましたが、メイクでやつれた感じを出すのは、結構簡単なのかもしれませんね。髪もボサボサにして。相変わらずのキラースマイルでしたが、ぼくも両親の死を経験していますし、父はいわゆるアルツハイマーでしたが、人の生き死にはほんとうに大変ですね。

ご家族の介護をなさっていらっしゃる方は、ほんとうに大変だと思います。現代で「楢山節考」みたいに姥捨山というわけにはいきませんが、実際に介護をなさっている方は、いろいろ考えたことがおありかもしれません。

それで、まったく関係ない話になりますが、いま人生100年の時代なんて嘯いていますが、あれは、年金の受給年齢を引き上げていますから、例えば65歳から受給を開始しても、人生100年なんだから、まだまだ35年も受給資格がありますよ、というマヤカシのためにさかんに喧伝しているのだと僕は思っています。笑

人生100年というのは、実はすでに過ぎ去った時代のことで神武天皇の頃は、100歳超えの人がたくさんいたようです。

逸脱しましたが、人生で健康ほど大切なものはないわけなのに、いまだに人類は病気の真の原因を見いだせていませんが、病いのない人生、痛みのない人生を送りたいものですね。

大恋愛。楽しまさせていただきましたが、まあ、もう一度観たいかというと、特段、観たくはないですねw

尺の制約があるTVドラマなので、仕方のないことですが、ぼくはあの首のところが伸び切ってしまったみたいなTシャツをいつも
着ていた、アート引越しセンターの間宮真司の頃の尚ちゃんとの数々のエピソードをずっと見ていたかったという感じです。TVドラマですと、やはり普通は1クールで完結させないとダメみたいなルールというか、完結させるのが当たり前なのでしょうが、わざわざそんなに起承転結を急ぐ必要はないと思うのですが、スポンサーの意向というものが絶対ですからね。

しかし、面白ければお話が一応の解決をみなくても、視聴率はとれると思いますし、それこそ尻切れトンボであっても、逆に次の展開を期待させるという具合になると思うのですが?

つまり、ワンシーズンで敢えて完結させなくてもいいと思うんですけれど、そういう長丁場はいろいろとキツイのでしょう。


スタッフの皆さん、キャストの皆さん、お疲れさまでした。

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