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SUITS/スーツ 第10話 感想 [ドラマ]


SUITS/スーツ 第10話

☆キャスト
織田裕二 (甲斐正午)
中島裕翔(鈴木大貴 改名し弁護士鈴木大輔となる)
鈴木保奈美(法律事務所所長 幸村チカ)
新木優子(優秀なパラリーガル 聖沢真琴)
中村アン(甲斐の秘書 玉井伽倻子)
今田美桜(砂里 悪友遊星の妹) 
小手伸也(蟹江 甲斐に対抗意識を燃やす弁護士) 
磯村勇斗(遊星)
國村隼( 最高検トップに王手をかけた甲斐の検事時代の元上司 柳慎次)
市川海老蔵(甲斐の後輩である最高検の監察指導部 澤田仁志)
ほか

ついに大貴の命運尽きるか! といった内容でしたが、かつての検察局での甲斐の上司である柳の隠蔽工作に甲斐自身も巻き込まれていることがわかり、次回の最終回では大貴と甲斐のふたりが、弁護士としての命運をかけて奮闘するギリギリの修羅場となりそうです。

甲斐先生は、一度は確かBARで裏切るような証言はしないけれど、味方でもないということを柳本人に言っていたようですし、幸村代表と柳の件で話した際にも、検察局内での権力闘争などのためになんでまた自分が協力しなきゃいけないのかと言っていました。しかし、最高検の澤田が言っていた状況証拠がどうしても気になったのか、澤田のところまで出向いて証言することをエサに状況証拠を確認します。

すると、隠蔽されていたファイルの中に、甲斐自身の担当した案件があることがわかり、甲斐は蒼ざめてしまいます。それは、冤罪であることを明らかに示す書類であり、刑が確定し受刑してからすでに13年も経過していました。

それがわかったとしても、柳の証拠隠しの事実を証言することを条件に、たとえ知らなかったとはいえ事実上甲斐のせいで冤罪を引き起こしてしまった事については、目をつぶってくれと澤田に持ち掛けることもできたのでしょうが、甲斐は人としてそんな事は出来ないと、ひとり懊悩していたようです。

実際のところ澤田は、柳の証拠隠しのファイルの中に甲斐の受け持ちの案件があることは見ていたのでしょうが、それが冤罪であるところまでは精査していなかったのではないでしょうか。もしも知っていたなら、それを盾に甲斐に言うことをきかせることは容易なことだったでしょうから。

玉井が、あんな甲斐先生の顔は見たくないと言ってボイスレコーダーを代表に渡しますが、その切り札となる柳の生の声を、玉井は色仕掛けで入手したということになります。そうでないとそんなものがこの世に存在するはずもないのですから、それこそ湯気の立つような録音したての情報です。

たしか玉井は、柳を世界中でいちばん見たくない顔とか言っていたはずですので、それこそ清水の舞台から飛び降りる決死の覚悟で、真相奪取に臨んだのだと思います。

それにより、柳は最高検のトップ争いから失脚はするものの、検挙されることはなくなったという図式で、一件落着のようにも思えますが、甲斐先生は、心中穏やかではありません。

ただ、甲斐先生がたしか予告で、あたかも風前の灯である大貴にオレも危ないと洩らしていましたが、検察局の権力闘争に於ける柳失脚を狙ってあの最高検の澤田が、愛弟子である甲斐が柳の悪事を知らないわけもないと突いてきたわけで、あくまでも柳失脚が狙いであっただけに過ぎないのですが、柳の置き土産が、あまりにも怖ろしい爆弾なのでした。


その爆弾を、見て見ぬふりすることも甲斐にはできたはずなのであり、13年もすでに経過してしまっている事件を、わざわざ墓穴から掘り起こすようまねをすることによって、冤罪であることが明るみになり、弁護士生命が危うくなったということなのではないでしょうか。しかし、見て見ぬふりをすること、それは甲斐には絶対にできなかったということですね。



大貴の落ち込みようも凄かったですね、進退窮まったといった様子でしたが、あの事は、忘れてほしい、みたいな聖沢への台詞をあそこで喋らせたかったんでしょう。ですから、まだまだ聖沢絶対有利というわけではないようです。

シリーズ2がないようならば、大貴と聖沢は結ばれるというのもありでしょうが、まだまだ続くのでしょうから、砂里との三角関係も継続していくのではないでしょうか。そうでないと、ドラマの華である恋のかけひきが、なくなってしまいますから。まあ、そこらへんはまったく予想だもできないのですけれど。遊星との腐れ縁も続いていくのかもですが、彼は塀の向こう側にでも行かない限り、大貴につきまとい続けそうですね。


原作というか、オリジナルのドラマの方をまったく知らないのですが、大貴はこの難局をどう乗り越えるのでしょうか。しかし、遊星という男は最後の最後まで大貴につきまとい、 無視されると今度は潰そうと躍起になるという、どうしようもない輩ですね。


それで、甲斐先生が言っていた通り、幸村チカがわざわざ蟹江と競わせるようにして、金融財務関連の案件を大貴と蟹江先生のふたりに任せたのは、金融財務のプロである蟹江に絶対的に有利であったためで、もとより大貴を馘首するための口実作りに他ならないのでした。

ハーバード云々はともかくも、弁護士資格がないというのは、まあ、ブラックジャックみたいで、型破りで面白いのですが、やはりなんとかならないものでしょうか?

しかし、リーガルVの小鳥遊翔子同様、それがドラマの「売り」なんでしょうから、六法全書のすべての条文と句読点の位置まで隈なく記憶している大貴は、このドラマが続く限りは司法試験に挑むことは許されないという存在ですので、ということは取りも直さず大貴は、ハーバード出身でもなく弁護士資格もない経歴詐称の、ただの天才ですが、それが「売り」なんですから、大貴が潰れてしまうようなことは、ドラマが続く限り決してないということですねw

しかし、問題は大手であるYUKIMURA & UESUGI には、いくらなんでもいつまでもいられないという流れなんだと思います。
別に幸村・上杉法律事務所の看板だけで飯を食えているわけでもないでしょうし、しかし、甲斐先生は折角シニアパートナーに昇格したばかりで、勿体ない話ではあるのですが、それで今回の最終話の案件により、甲斐先生と大貴のふたりが共に自身の弁護士生命を賭けて、戦いに挑むという構図になっていて、とどのつまりは自然な流れとして、ふたりは幸村・上杉法律事務所から、よく言えば独立する、有り体にいうと放り出されるということになるのではないでしょうか? まんざらハズレてはいないような気もしています。

そうなれば、大貴も、もう弁護士を諦める必要もなくなりますから。弁護士は、彼の天職だと思うんですよね。


ところで、1月の月9にまた新木優子さんが出ているようで、売れっ子なんですね。タイトルは忘れてしまいましたが、錦戸さんと共演のようでした。たぶん、観るとは思いますが。

SUITS/スーツは、今回また二桁超えたということで、最終話はさらにグッと視聴率が上がりそうですね。
ほんとうに楽しませてもらいましたから、終わってしまうのは、とても残念です。

思い返してみると、オーナーが住人を追い出すためにノミとかシラミをわざと部屋にわざと撒き散らした、みたいな話の時に新婚夫婦を装って、部屋を内覧したくだりであるとか、その後のシラミのついてる手で触ったとか言って、大貴をバッグで殴っていたシーンは、爆笑していました。

あれ、今考えてみると、もう大貴の身体に手で触れたくはないから、手の代わりにバッグで叩いていたというわけだったんですね。納得ですw

恥ずかしいんですが、恋愛モノが好きなものですから、ああいったシーンはたまらないんですw

最終話、さてどうあいなりますやら?

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ドロ刑 警視庁捜査三課 第9話 感想 [ドラマ]

ドロ刑  警視庁捜査三課 第9話

☆キャスト
斑目 勉(中島健人)
煙 鴉(遠藤憲一)
小平美希(石橋杏奈)
皇子山隆俊(中村倫也)
宝塚瑤子(江口のりこ)
細面隆一(野間口徹)
霞 沙織(田中道子)
勝手田利治(丸山智己)
左門陽作(板尾創路)
鯨岡千里(稲森いずみ)
宵町時雄(生島 翔)
ほか


なにやら冒頭のシーンからいつもとは雰囲気が異なっていましたが、エンディングに向けてシリアスな展開になってきました。

別れ際、いきなり拳銃を撃つとかありえませんでしたが、斑目くんは、かすり傷ということで、煙鴉の射撃の腕前も相当なものであることがわかりました。


しかし、あれはついに本性を現わした煙鴉の戦線布告とかでは全然なくて、獅子が千尋の谷にわが子を突き落とすように、偽悪的になって斑目くんに本気になれよと袂を分かってみせたのでしょう。ここからは、遊びじゃないぞというわけです。


煙鴉の最後のお題は、「虹」ということでどうやら細面氏の予想が的を射ているようです。虹そのもので考えていたのでは、いつまでたっても解答には辿りつけないというわけです。

RAINBOW このように変換してから、頭文字の組み合わせとして考えていく。この時点で何人か出ていましたが、もう忘れてしまいました。SUITS/スーツの大貴ならば記憶を精査すれば、すぐその映像をピンスポットで探し当てることができるのでしょうが、凡人にはムリです。

考えてみるに、何かまあ、利権等のお金が絡んでいることはまず間違いないところでしょうが、どうも政財界とかの犯罪の隠蔽を警視庁のトップが行なっている。その情報を煙鴉は掴んでいるのではないでしょうか。皇子山の妹さんの病院のデータ改竄を糾弾する文書がそれの重要な鍵を握っているような?

ニッサンのカルロス・ゴーンのように、トップの偉い人だから、悪いことなんてするわけもない、なんてことはまったくないのであって、ちょっと桁が違いすぎてぼくら一般庶民にはよくわからない夢のような数字なのですが、有価証券の申告を過少に虚偽記載したということで、100億の報酬を50億で申告したなんて、一度でいいから言ってみたいものですね。

煙鴉は、ふたりの人物の名をコースターに書いて斑目くんに教えてくれたのですが、その少ない情報と「虹」というキーワードから、RAINBOWを突き止めた細面氏もすごいですが、つまり今回の事件は、立件されていない7人の人物による重大な犯罪行為をあぶり出すのが目的であって、それを隠蔽するために犯罪を取り締まるべき警察が深く関わっている、そんな感じみたいですね。

ちょっと話は違いますが、あのいつものBARのオーナーは、煙鴉だったりして? そんな気がしてきました。あのバーテンさんも、ツーカーのようですし。その気ならば大邸宅も建てられるであろう彼が、そうしないのは、決まった居場所を敢えて作らず常に流動的でありたいという、煙鴉自身のそれがポリシーなのではないでしょうか。つまり、あのBARは、儲けることが目的ではなく、自分専用のホームバーなのです。そんな風に考えると楽しいです。だから、いつもお客さんは、ほぼいませんねw

スリのプロを何十人と動員して、次から次へと手帳を手渡しするというのは、面白かったです。そして、中身だけすり替えて煙鴉が、本人へと返したというわけですが、あともうひとりの人物は、会社に忍び込んで、金庫に入っていた何やら記録してあるノートを確認したようでした。 

3課の他のメンバーは、斑目くんが煙鴉にただ利用されただけであり、警察の内部情報を漏洩した救いようのないアホだと思っているのでしょうが、前回煙鴉のニセモノが登場し、その取り調べに於いて自分しか知らないはずの恥ずかしいプライベートな内容まで逐一調べ上げられていたことを、すでにすっかり忘れてしまったのでしょうか? それだけ煙鴉の情報網はすごいのであり、だからこそ警察内部の犯罪の隠蔽やら揉み消しといった、あってはならない犯罪を知っているわけなのですから、情報がほしいために斑目くんを利用したわけではないのです。

斑目くんも、さすがにそこのところは気づいていて、煙鴉が何か伝えているということがわかるのですが、つまり、腐った警察内部の犯罪をただ自分が知りえただけではなんにもならず、斑目くんたち警察の者たちに、その目で重大なる犯罪行為を直視し、正義の鉄槌を下してほしいということなのではないでしょうか。

そのためには、いわゆるエリートのトップの息のかかったような人物ではダメなのです。そういった人はすでに丸め込まれていますから。だから出世できたわけですしね。みんなから、アホだとか言われ続けている3課のポンコツの集まりの中でも、いちばんポンコツな、しかし若くて正義感に溢れている斑目くんに、白羽の矢が立てられたのではないでしょうか。

最終回、心して観たいですね!







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大恋愛〜僕を忘れる君と 第9話 感想 [ドラマ]

大恋愛〜僕を忘れる君と 第9話


☆キャスト
戸田恵梨香(北澤 尚)
ムロツヨシ(間宮真司)
富澤たけし(アート引越しセンター木村)
杉野遥亮(アート引越しセンター 小川)
黒川智花(KITAレディースクリニック受付嬢 澤田)
夏樹陽子(井原の母)
草刈民代(北澤 薫 尚のママ)
松岡昌宏(井原侑市 元尚の婚約者から義理の父となる)
ほか

恵一くんの失踪。

あれは、明らかに間宮真司の落度だと思いました。尚ちゃんではない。いまは、スマホというものもあるので、書く気さえあればどこでも執筆できるわけです。電車の中、トイレの中、さらにはお風呂ですら書けるし、歩きながら小説を書いている人も少なからずいるはずです。

アイディアというものは、突然降ってくるものですし、メモっておかないとすぐ忘れてしまう台詞とか、その場でしか思いつかないものもたくさんあります。ですので、ラップトップがなければ書けないなんていうのは、言い訳にもなりません。というか、目と鼻の先にある公園に行けないという理由がわからない。スマホがダメならば小さなノートかタブレットを買えばいいだけの話で、それに目の前にある公園に行くだけなのですから、もしテーブル等がなければ、文字通り膝の上で書けばいいとは思うのですが、さあ、書くぞとデスクの前で構えないと書けない人もいるのでしょうけれど、尚ちゃんが病気なのですから、間宮真司はどこでも書けなければダメでしょう。

なんてことを考えましたが、彼は外では書けない人という設定なんでしょうね。しかし、思った通りの悲劇的な終わりなのでしょうか。やっと松尾公平くんがいなくなり、ひと安心したと思ったら、ふらっと出て行ってしまうんですね。

井原先生と尚ちゃんママの恋にも驚きましたが、まさか結婚までするとは思いませんでした。たしかに人生とは何が起こるかわからないものですが、まあ、よかったですね、やっと運命の人に出会えて。

しかし、あの愁嘆場といいますか、修羅場といいますか、井原先生の母親とのスリーショットは凄まじかったですね。あれでなおさら、お互いの正直な気持ちが明確にされ、さらに前に進むことになりました。やっぱりマザコンだったんでしょうか。よくはわからないのですが、たしかに熟女には熟女の良さがあるんでしょうw


間宮真司は、もう小説は書かないし、書けないかもしれませんね。ですが名前が売れていますから、講演やらエッセイだけでも充分食っていけるでしょう。

尚ちゃんは、アート引越しセンターの木村が言った通り、たしかに目が虚ろでしたが、井原先生と尚ちゃんママの記念撮影の時には、まだ目にはしっかりとした光があったはずですが、また住環境が変わってしまい、その大きな変化についていけれずに、病状がかなり進行してしまったのかもしれません。

間宮真司に小説を書かせ、子を産む。そこまでが、間宮尚のこの人生の役割だったのかもしれませんね。

このドラマに続編は望めませんが、楽しまさせていただきました。アルツハイマーという病気ではないのですが、海馬のなんらかの障害で記憶ができない人の話をネットで読んだことがありましたが、その方は、ボイスレコーダーみたいなものをいつも携帯していて、逐一、自分の行動を記録しているわけです。

記憶が掌からさらさらと零れ落ちていく砂のように、記憶するそばから消えてしまうというのではないのです。記憶するという脳の機能自体が損なわれてしまっている。ですから、一日の行動をボイスレコーダーですべて記録してしまう。ボイスレコーダーを使ったことがないのですが、掌に収まるような大きさで、音声がすると自動でレコーディングを開始するんでしょうから便利ですね。

それで、その方は一日の行動、朝ごはんは何を食べたとか、何時に出かけてどこそこに行って、たまたま好きな俳優さんが出ている映画がかかっていたから、久しぶりに映画館で映画を観て、遅いお昼はラーメンにしたであるとか、常に呟いていくわけです。そして、自分の部屋に帰ってくると、その録音を再生し、一日の自分の行動や考えた事、独り言みたいなものをすべて紙やらノートに書いていくんです。

つまり、その紙が脳の記憶の領域の代わりをしてくれるというわけですね。思い出したければ、いつでもその日付けで引っ張り出せばいい。

まあ、尚ちゃんの場合は、作家の方がどのようにするのかはわからないのですが、小説を書かせるために舞い降りてきた天使のように描くような気もしますね。

それは、おそらくあの松尾公平くんの言っていた事と皮肉にも同様な事なのですが、尚ちゃんがもし恵一くんみたいに見つかることがなければ、美しく若いままの尚ちゃんのまま、みんなの記憶に刻み込まれるわけですから、そのあたりを狙うのかもしれません?

行方不明のまま、終わりとか何か釈然としませんが、天使なんだから天界に帰ったんでしょう。そう思えば諦めもつきます。とにかく尚ちゃんは、恵一くんと離れ離れになることは心残りでしょうけれど、間宮真司に迷惑をかけることが、いちばん苦しくつらい事なのだと思います。

さてさて、最終回。
果たして尚ちゃんは、どうなってしまうのでしょうか?



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リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜Case8 感想 [ドラマ]

リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜Case8



☆キャスト
小鳥遊翔子(米倉涼子)
海崎勇人(向井理)
青島圭太(林遣都)
白鳥美奈子(菜々緒)
馬場雄一(荒川良々)
神保有希(内藤理沙)
中沢淳美(宮本茉由)
伊藤理恵(安達祐実)
茅野明(三浦翔平)
大鷹高志(勝村政信)
天馬壮一郎(小日向文世)
京極雅彦(高橋英樹)
塩見一郎(カラテカ 矢部太郎)
守屋至(寛一郎)
大峰聡(速水もこみち)
ほか

来週、最終回とか? 前半後半にまたがるということなのかと思いきや、ほんとうに最終話みたいですね。となると全9話ということですか。一回分、抜かれた? 高視聴率だったので、むしろ強気でシリーズ1は終結といったところでしょうか。

速水もこみちさん、恰幅が良くなってはじめは誰だかわかりませんでしたが、悪いやつもいたもんですね。ヤクザの知り合いがいるなら、そっち方面に特化している方に依頼するのは簡単でしょうに、わざわざ一般市民である守屋至に殺しをやらさせたのはなぜなのか、わけがわかりません。ヤクザにやらせたのでは国選弁護人として小鳥遊翔子が関与できないという創作上の裏事情でしょうか。

何か彼の弱味を握っていて、言うことを聞かざるを得ないというシチュエーションに追い込まれ、やむなく刺殺したというならばわかるのですが、殺しを要請された際に妹さんがいるよね? と、脅迫されたから犯行に及んだというのでは、非常に弱いと思います。


たしかに、大峰聡に恩義を感じていて、そのNPOの活動を喰いものにするようなリトル大峰みたいな偽善者である輩を、排除することに彼も否やを唱えなかったであろうし、むしろ排除すべきであると考えたであろう事は理解できますが、それが殺人となると話は違ってきますよね。


ヤクザをわざわざ呼んで、もし断れば妹に危害を加えられると思わせる、というやり方でしたが、妹のためにずっと真相を語らなかったという点も、よくわからないですね。

毛髪によるDNA鑑定により、Felix&Temmaの天馬荘一郎と大峰聡は、父と子であることがわかったようですが、海崎と白鳥も弁護士会会長の権力を振りかざし好き勝手やっている絶対君主の天馬に、さすがに辟易し、袂を分かつ腹づもりのようですから、どのようなラストになるのか楽しみです。

とにかく天馬壮一郎という男は、ワインを女性の頭から注ぐという事が平気でできる人物であり、人を人と思わないパワハラの権化ですから、もう既にその時点で弁護士資格などないわけです。弁護士法第1条では「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と定めているらしいですが、人権蹂躙のパワハラ等は弁護士以前の問題で、人としてもうダメな人間が弁護士をやっているなどというのは、笑えない冗談以外のなにものでもありません。

国選弁護人として、パラリーガルの3人の事件に関わった小鳥遊翔子は、彼等のその後の社会復帰の困難さも勘案し、雇入れたのだと思います。殺害の容疑で逮捕された守屋至も同様に国選弁護人として小鳥遊翔子に出会えたのでしょうが、ほんとうにいい弁護士に当たってよかったですね。国選弁護人のメリットとしては、やはりお金がかからないという点でしょうけれど、しかし安い報酬で小鳥遊翔子のように親身になって対応してくれるような弁護士にあたる確率は確かに低いのかもしれません。いちばんいいのは、そういった弁護人を必要とするトラブルに巻き込まれない/起こさないということでしょうか。


天馬の小鳥遊潰しのための弁護士会の通達により、京極法律事務所が業務停止処分もありうるような事態となってしまい、小鳥遊は自ら身を引いて、旅に出てしまいますが、それは考えのないわけでも傷心のためでもありませんでした。

中心となる支柱を失った京極法律事務所の面々は、小鳥遊翔子その人の人柄に惹かれて集まった人たちですから、小鳥遊が居なくなってしまえば、我先に事務所を去って行ってしまい京極法律事務所は、必然的に解散ということになってしまったのですが、それは実は天馬を喜ばせ、油断させることになったようです。

弁護士会からの通達通り、京極法律事務所の解散という形の誠意ある対応に、小鳥遊翔子に自分に歯向かう意思のないことを確認した天馬は、小鳥遊を弁護士に戻す算段であるとまで態度を軟化させたのですが、彼女は羽根をもぎ取られたわけでも、牙を収めたわけでもまったくありませんでした。

最終話は、拡大ということで楽しみですが、来週で軒並みドラマが終わってしまうようで、残念です。新しいドラマは1月らしいですが、秋ドラもあっという間でしたね。れなひょんの出ていた、ブラックスキャンダルも何回か見逃してしまいましたし、最終回も観ていないのが、残念といえば残念でした。

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SUITS/スーツ 第9話 感想 [ドラマ]

SUITS/スーツ 第9話

☆キャスト
織田裕二 (甲斐正午)
中島裕翔(鈴木大貴 改名し弁護士鈴木大輔となる)
鈴木保奈美(法律事務所所長 幸村チカ)
新木優子(優秀なパラリーガル 聖沢真琴)
中村アン(甲斐の秘書 玉井伽倻子)
今田美桜(砂里 悪友遊星の妹) 
小手伸也(蟹江 甲斐に対抗意識を燃やす弁護士) 
磯村勇斗(遊星)
西村まさ彦 (経歴詐称で解雇される会計士 大河原 忠)
ほか

すいません。まさかのkissシーン、何度も再生して楽しんでしまいました。

砂里の作った生姜たっぷりのハンバーグ、美味しそうでしたが、大貴の気持ちは複雑そうでしたね。

しかし、砂里の涙が遊星を動かし、友人である大貴の素性をバラすことになるとは、実に憎いシナリオです。兄貴ならやはり、何か砂里のためにしてあげなくてはと遊星は思ったのでしょうが、自分も前回門前払いを食らってますし、妹の砂里もお払い箱かと思うと、なんらかの形で大貴に意趣返しをしたくなってしまったんでしょうね。

まあ、たしかに砂里は辛いでしょう、ずっと大貴が好きで仕方なかったのでしょうから。聖沢の存在を感じはじめてから、ジリジリしていたんでしょうが、しかし、これはもう仕方ないことでしょうか。大貴としては、砂里はやはり妹みたいな感じで、部屋に来ることに対して違和感を感じていなかったというだけのことであり、砂里は、その状況に甘えて、このままなしくずし的に妻の座を射止めることになればいいと強く願っていたのでしょうが、そこに聖沢という強力なライバルが登場してしまった。

立ち飲み屋さんで、ここの煮込みが最高なんですと玉井に言う聖沢が、恋の悩みの相手をズバリと指摘され、さらには応援すると背中を押されたのですが、あの砂里の路チューが、砂里にとっては裏目と出てしまったようですね。あの砂里の勇み足がなければ、聖沢を燃え上がらすこともなく、また、大貴との関係もまだ前のようなままでいられたかもしれませんが、もう白黒はっきりさせないといけない時期が来たんだと思います。

甲斐先生のシニア昇格祝賀パーティで、話しかけてきた大貴を軽くいなして突き放したものの、聖沢は勝機ありと再確認したのでしょう。大貴の質問への聖沢の答えは、あの路チューは一方的なものであるということ、砂里は大貴の彼女ではないことを確認するための皮肉でした。



でも、砂里のおかげで、大胆にも大貴はリゲル法律事務所に侵入でき、是非とも見たい物的証拠を脳に叩き込んだのですから、あれは砂里のお手柄でしたね。

大貴は、25年も公認会計士として勤務してきた大河原氏が、経歴詐称により解雇されるという話を聞いて、人ごととは思えなかったという事もあったでしょうが、なにかおかしいという勘が働いたのではないでしょうか。執拗に食い下がっていました。

解雇された大河原氏が言っていた通り、あのYURIとかいう腹黒女は、いつでも切れる捨て駒要員として都合のいい会計士ということで、経歴詐称は見て見ぬ振りしていたようですね。私欲を肥やすだけが生き甲斐の女なんでしょう。ペーパーカンパニーで水増し請求し、それを知られたから首を切るとは、呆れ果てた女ですね。


しかし、YURI綜合会計事務所の警備員ですか?あのオッサンも女所長と似たり寄ったりで、バレなきゃいいんだから、うまいことやらなきゃ損という考えの持ち主で、所長と同じ穴のムジナって感じでしたから、大貴にとっては却ってよかったですね。警察沙汰にされたら、えらいことになるところでした。

大貴は、大河原氏に句読点の位置だかの間違いを指摘されていましたが、記憶の天才同士の邂逅でした。つまりは、天才ならば経歴詐称も疑われないということでしょうか。テキストを写真のように記憶しているっぽいですね。



リゲル法律事務所の袴田美波というのも、おかしな女だなと思ったら、やはり狙いがあって蟹江に接近したようでした。それにしても蟹江先生は、ほんとうに女性が好きなんでしょうか。女性と縁があるようには思えませんが、何かのカモフラージュとか? ま、とまれ、kissの現場を見てしまった蟹江先生の心中、お察ししますw


しかし、玉井女史が甲斐先生のスーツをなぜまた? 

ですが、深くは彼のプライベートは知りたくない感じがします。まさか、徹夜明けのためにスーツを常備しているなんてことはないですよね? 笑

以前、恋は大して進展しないだろうと予想していたのですが、大貴と聖沢の恋がこれほど進展するなんて思ってもみませんでした。あれはむしろ聖沢が積極的でしたよね? 美男美女である若い人同士のkissは、やはり綺麗でしたが、因みに、蟹江先生の言によると窃盗目的だった袴田という弁護士と同衾したらしいですが、さすがにそれは映像としてNGだったようですけれども、実に正しい判断だと思います。笑


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今日から俺は 第8話 感想 [ドラマ]

今日から俺は 第8話


☆キャスト

三橋貴志:賀来賢人
伊藤真二:伊藤健太郎
赤坂理子:清野菜名
理子パパ:佐藤二朗
三橋パパ:吉田鋼太郎
佐川直也:柾木玲弥
早川京子:橋本環奈
川崎明美:乃木坂46若月佑美
今井勝俊:太賀
谷川安夫:矢本悠馬
椋木先生:ムロツヨシ
坂本先生:シソンヌじろう
反町先生:シソンヌ長谷川忍
片桐智司:鈴木伸之
相原猛:磯村勇斗


理子のパパがいきなり三橋家を訪ねてくるくだりがありましたが、あれほとんど要らないと思いました。あのパフォーマンスは、大声出さなければならないし大変だったでしょうけれど、その割に合わない詰まらなさは、いかんともしがたいものがありました。

対して、久しぶりに京子ちゃんと伊藤のコントが見られましたが、何度見てもおもしろいし、飽きさせません。というか、もっともっと長い尺でじっくり見たいものです。たとえば、イチゴパフェだか、チョコレートパフェだか知りませんが、いつもきょうは何にするで終わってしまい、その先が見れませんので、デートの様子とか見てみたいですね。アホな会話してるんでしょうね、きっと。動物園とか遊園地であるとか、80年代にもありますよねw 

ちなみに、千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーランドは、まだこの当時ないのかなと思ったら1983年(昭和58年)に既に開園していたようです。



フルフェイスのメット男は、笑えましたが、唐辛子の刑サイコー!! ま、ぼくならお下劣ですので、あれに加えてパンツ一丁にしてころがしときますね。裸でメットは笑えますw

それからその際のどさくさに紛れて、さりげなく三橋が理子に告るみたいな流れになっていましたが、そうなると、理子パパが三橋家に来た時に、なにやら塞ぎ込んでいたり、学校を休んで何やら考え込んでいたのは、恋の悩みだったのでしょうか。


そういえば、たまたまなんですが、YouTubeで「今日から俺は」のアニメを観ました。あのわけのわからない教師たちは、ドラマだけのオリジナルキャラなんでしょうか? 椋木先生とか見あたりませんでした。


そして、いよいよ開久との戦争が勃発しそうですが、アタマの片桐は警察からの注意を理由に喧嘩をしない方向で考えているみたいですが、三橋と伊藤になんらかのシンパシーを感じているのかもしれません。言葉を交わさなくても、拳で戦った際に何か直接伝わるものがあるはずです。番を張っている人物だけに器は大きいのではないでしょうか。


80年代というと、もう40年も前になるんですね、小学生に大人気で「今日から俺は」をみんな観ているということなのですが、子どもたちの目にはどのように映っているのでしょうか。

族なんて言葉も知らないでしょうし、ただの変な人たちって感じでしょうか。聞いた話によると那須博之監督の「ビー・バップ・ハイスクール」の撮影の際に、ホンモノの暴走族の敵対勢力を集めたので、マジに喧嘩になり手がつけられない凄まじいことになって、大変だったようですねw

たしかに土曜日の夜とかに公道を疾走するバイクの轟音が聞こえなくなって久しいですけれど、若い世代のやりきれない怒りや、ありあまるパワーはどこに行ってしまったんでしょうか。はけ口がどこかに必要だと思うんですが、まさかみんながみんな大人しくなってしまったということはないはずです。

暴対法は、1992年に施行されたようですが、みなさん地下に潜っているということなんでしょうか。とにかく生きていくことは生半可なことではなく、なにをするにしても忍耐が必要ですが、生きる希望だけは失ってしまわないように、頑張りたいですね。というのは、自分に向けて言っています。

80年代の高校生も、今やいいおじさん、おばさんどころか、アラカンですね。昔ヤンチャやりすぎて、片目になっちゃったとか、寝たきりになっちゃった人を知ってますが、実際人なんて当たりどころが悪ければ簡単に死にますしね、怖いです。

やはり、TVで拳闘であるとか、プロレスであるとか、ムエタイとかの殴る蹴るを見てストレス発散する程度が、いちばん健全でいいですね。

ということで、開久との戦争楽しみです!





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ドロ刑 警視庁捜査三課 第8話 感想 [ドラマ]


ドロ刑  警視庁捜査三課 第8話

☆キャスト
斑目 勉(中島健人)
煙 鴉(遠藤憲一)
小平美希(石橋杏奈)
皇子山隆俊(中村倫也)
宝塚瑤子(江口のりこ)
細面隆一(野間口徹)
霞 沙織(田中道子)
勝手田利治(丸山智己)
左門陽作(板尾創路)
鯨岡千里(稲森いずみ)
宵町時雄(生島 翔)
ニセ煙さん(大友康平)
ほか

奇想天外な、なかなか凝った話で面白かったです。まさか煙鴉が自分のニセモノをわざわざ警視庁に送り込むなどと誰も考えないですよね。最後に種明かしをしてくれましたが、蒲田の中小企業の経営者というチョイスは、いかにもそれっぽくてニンマリしましたが、妻との共同名義で2,000万円の借金が見つかったというのは、なんなんでしょう。

借金を一発で完済でき、その上生活を立て直す金額も手元に残るということで、若い頃ヤンチャやった時の指紋があったら個人を特定されてしまうので、ガスバーナー等で両手の指の指紋を焼き切ったというエピソードは、すごかったですね。

まったく関係ないですが、それで連想してしまったのは、少林寺拳法の映画で観た数々の修行の中で、大鍋で焼かれた砂に手刀をザクザク突き刺さすシーンでした。

大友康平さんが扮するニセ煙鴉の手は、尋常ではない痛みが四六時中続いていたはずですが、そのやまない痛みの疼きのひとつひとつが、自由への証しとして感じられていたことでしょう。だから、焼かれた手指を見下ろす彼の視線は、なにか誇らしげだったのかと、納得しました。しかしながら、火傷の痛みはハンパないですし、それも両手であり、何をするにしても手は使いますから、凄まじい覚悟だと思います。

でも、皇子山が言ったように煙鴉は指紋さえ採取されていないのでファイリングされてはなく、たとえ蒲田の社長さんが若い頃やったヤンチャで指紋が記録されていたとしても、煙鴉自体全く氏素性がわからないのですから、もしかしたらガスバーナーで掌をスルメみたいに炙る必要はなかったかもですね。

そして、それは煙鴉が、5,000万円で彼に依頼した仕事だったということでしたが、たしかに三課の連中の本人以外知るはずもない、しょうもない日常やら性癖をしっかりリサーチしてあるというのは、ネタ元は煙鴉以外には考えにくかったです。

たしかに職人気質な、つまり、自分の仕事に誇りを持っている泥棒だからこそ、自分の仕事ではない事件を、手口がわからず証拠が一切残されてないということで、十把一絡げに煙鴉の仕事だろうと括られてしまうのは、非常に心外であるということはよくわかります。

そして、いよいよドロ刑ごっこは終わりを告げ、斑目くんと煙鴉は、ただの飲み友達ではなく刑事と泥棒として相まみえるわけですが、どのくらい前から煙鴉は、計画を練っていたのでしょうか。斑目くんが匂いで煙鴉と見破ったことによって、彼を利用して自分の仕事とそうでない仕事を仕分けさせたいという願望が生まれてきたのでしょうか。

ニセ煙鴉が、犯行を自供した3件では、1話目にたしか登場したキツツキのマサの指紋、2話目のノビと呼ばれる忍び込み泥棒の指紋、そして皇子山と斑目くんのDNAが検出されましたが、キツツキのマサもノビの黒蛇もプロ中のプロであり、ついうっかりして指紋を残すことなど皆無だと思うのですが、どうなんでしょう。あるいは、手袋を外さなければならないなんらかの理由があれば話は別ですが。


れいの皇子山の妹の作成したデータ改竄に関する文書ファイルをコピーしたのであろう事件ですが、あれがこのドラマの最後のヤマということなのでしょうか。たぶんですが、いくらなんでも煙鴉は捕まらないでしょう。捕まらないで続編を観たいですし、あるいは、捕まったとしてもまんまと脱出するとか? 脱獄であるとか脱出劇というのも、すごく魅力がありますね。


ポンコツの寄せ集めみたいな三課でしたが、みんなキャラが立っていて、もうすぐ見納めなのかと思うと残念です。捜査一課みたいな血生臭い派手さはない代わりに、人情味に溢れたいい話がたくさんありました。

稀代の天才大泥棒と、甘え上手な若手の刑事という相容れない者同士の、ありえないお話でしたが、煙鴉が1話でいったように誰しも自分を認めてほしいとか、存在を知ってほしいということが、強く意識しないまでもどこかにあるはずで、泥棒稼業の孤独な煙鴉がはじめて知った人に知られるという喜び、それを斑目くんにより奇しくも教えられたのですが、もうこれ以上の接近は、お互いにとってマイナスになるばかりなので、煙鴉はわざと偽悪的になって、再び消えようとしているような気がしました。

あまりにも世間に存在を晒しすぎたな、というのがあるのではないでしょうか。煙鴉が、いわば自分の棲む闇の中から姿を現したほんとうの理由があるのでしょうが、そのために斑目くんが必要であったのかも知れませんね。


ラスト2本、怒涛の展開を期待しています!





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大恋愛〜僕を忘れる君と 第8話 [ドラマ]

大恋愛〜僕を忘れる君と 第8話

☆キャスト
戸田恵梨香(北澤 尚)
ムロツヨシ(間宮真司)
富澤たけし(アート引越しセンター木村)
杉野遥亮(アート引越しセンター 小川)
黒川智花(KITAレディースクリニック受付嬢 澤田)
夏樹陽子(井原の母)
草刈民代(北澤 薫 尚のママ)
松岡昌宏(井原侑市)
小池徹平(松尾公平)
ほか


今回は、展開らしい展開はなく、またぞろ、松尾公平に引っ掻き回されて終わったという、残念な内容でした。

松尾公平が出てくるだけで、舌打ちしている自分がいましたけれど、もう2度と顔を見せるなといいたいですね。

井原先生と尚ちゃんママの老いらくの恋も、さすがに高齢者の恋だけあって、なかなか進展はしないみたいですが、一旦火が点いたらもう後戻りはできない大人の恋ですね。それにしても井原先生は、熟女好きだったとは! というか、れいのマザコンてやつなんでしょうか? そういうことならば、どんなに綺麗なお見合い相手がきたとしても、物足りないと感じるのではないでしょうか。前々回とかに出てきた路チューまでいった積極的な女性もいつのまにか断ってしまったようですね。

しかし、井原先生のママがふたりの恋を知ったら、卒倒してしまうのではないかなどと心配してしまいますが、いったいどのくらいの年齢差があるのやら。自分の母親と似たようなものなのでしょうから、俄かには信じられないですね。信じたくないといいますか。個人的にはそういう願望がないものですから、よくはわからない世界ではありますが、まあ、男性は多かれ少なかれマザーコンプレックスがあるのはたしかな事でしょうから、わからないなりにも理解はできますが、新しいものよりも旧いものを好むというアンティークな趣味を女性に対しても感じるかといえば、それはぼくにはないようですので、残念です。笑

尚ちゃんには、むろん二心はないでしょうが、松尾公平が同じ病気であるからということで、遠ざけなかったし、間宮真司にも告げなかったのでしょうか。そこらへんは、よくわからないのですが、彼女が優しさやら、憐れみから松尾公平を受け入れていたとしても、蝶の標本を彼女にわざわざ見せて、死という言葉は出してきませんでしたが、こんな風に綺麗なままでいられるんだという、既に死に取り憑かれてしまっている松尾公平は、非常に危険な人物ですので、尚ちゃんに近づけないようにするほかありませんね。松尾はただ単に彼女を死の道連れにしたいだけなのです。

井原先生も尚ちゃんママと間宮真司には、松尾が危険人物であるから、気をつける旨告げていたのですが、四六時中尚ちゃんと一緒にいるわけにもいかずといった感じで、まだ危機感を抱いていないのでしたが、肝心の尚ちゃん本人には病気の進行のことも考え併せて告げずにいる、みたいな感じだったでしょうか。

しかし、もう自殺の道連れにする狙いのあることは、明確になったのですから確実に対策を講じないと次はありません。しかし、間宮真司との対峙で松尾が吐いた言葉はすごかったですね。間宮真司は、小説のネタのために尚ちゃんを飼っている、みたいなニュアンスで毒づいてるその顔もまた、演技賞ものでした。

狂気といえば、キューブリックの撮った「シャイニング」を思い出しましたが、ジャック・ニコルソンのその狂気の表情はまさに身震いしてしまうほどでした。

それで、もうあと2話で終わりなのですけれど、TVドラマという枠の制約で、来週はだいぶ時間が飛んで、男の子? が生まれるようですが、まだまだ観ていたいドラマでした。

前にも書きましたが、売れっ子の作家になった間宮真司よりも、アート引越しセンターのバイトの間宮真司の方が魅力があるのは、なぜでしょうか。まあ、個人的にそのように感じているだけですし、またなぜそう感じるのかもわからないのですが。

豊かになることはたしかにいいことには違いないのですが、I wanna be の間宮真司は、やはり輝いていたような気がします。というか、それは僕自身の偏見であり、単に I wanna be という未来に向けて必死にもがいているその様が、好きなだけなのかもしれません。

ま、そうは言っても間宮真司は、「砂漠のアンジェリカ」でしたっけ? あれで新人文学賞を受賞したという実力のある人なので、ある程度は成功が約束されていたともいえるのですが、新人文学賞を取っても消えていく人は消えていくのですし、むしろ消える人ばかりですから、「何者でもない」人だったわけです。過去に新人賞を受賞したことがある何者でもない人だったわけです。

ですので、新人賞受賞歴があるけれど、その他もろもろの消えていく人たちのグループに属していた人なのですね。そこに北澤尚という間宮真司を奮起させる起爆剤そのものともいえる女性が現われたということですが、目の前に現われたというよりも、舞い降りてきたと表現したいほどであり、つまり、掛け値無しに間宮真司にとって北澤尚という女性は、天から舞い降りてきた天使に違いないのだと思います。彼女は、間宮真司に小説を書かせる為に現われた天使であったと思わざるをえません。

なかなか素敵なお話でしたが、もうあと2話なんですね。ハッピーエンドで終わってほしいですが、天は二物を与えず。間宮真司を作家として立たせたら、天使の役目は終わってしまうのでしょうか。ある意味、非常に厳しい恋でしたね。









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リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜Case 7 感想 [ドラマ]

♪リーガルV 〜元弁護士・小鳥遊翔子〜Case 7



☆キャスト
小鳥遊翔子(米倉涼子)
海崎勇人(向井理)
青島圭太(林遣都)
白鳥美奈子(菜々緒)
馬場雄一(荒川良々)
神保有希(内藤理沙)
中沢淳美(宮本茉由)
伊藤理恵(安達祐実)
茅野明(三浦翔平)
大鷹高志(勝村政信)
天馬壮一郎(小日向文世)
京極雅彦(高橋英樹)
塩見一郎(カラテカ 矢部太郎)
守屋至(寛一郎)
高市哲也(野間口徹)


先週よりのローズブライダルの詐欺案件の解決回でしたが、はじめはなかなかエンジンがかかりそうになく、しけた話で終わりそうでした。

集団訴訟を起こすという狙いはよかったのですが、男性陣は殊に訴えて公にすることが恥ずかしいという気持ちの方が強く泣き寝入りする人がほとんどのようでした。

サクラの使用する詐欺用マニュアル等物的証拠が何か残されていればなんとかなったのかもしれませんが、意外なところから綻びが見つかりました。

たぶんですが、正攻法でローズブライダルの鉄壁の牙城を崩すことは、やはり難解であると考え、スキャンダルで突き崩そうということから、シナリオは法廷で争うのではなく、和解交渉にしたということですね。和解交渉でも、相手がミカドなんちゃらで充分ふんだくれると踏んだわけです。

塩見さんは、同じくローズブライダルで詐欺られたお仲間である女性と知り合え、気があったようで、よかったですね。それになんといっても9桁超えの和解金の支払いを受けたのですから、もうウハウハですw

馬場ちゃんの被害妄想で瓢箪から駒の大金星でしたが、結局あのローズブライダル草創期メンバーであるあの人は、馬場ちゃんの落としたスマホを見つけるために登場してきただけの存在としか思えませんでした。

馬場ちゃんといえば、やはりキャップに黒眼鏡にジャンパーというストーカースタイルがいちばん似合いそうですが、一度髪の長いヅラをつけて登場したことがありましたけれど以外や以外、結構イケていましたね。

結局、決め手はその馬場ちゃんが停止ボタンを押さないまま、落としたスマホの不倫動画だったわけですが、原告側の人数があまりにも貧弱であったのを一気に覆したのは、パラリーガルの伊藤の証言でした。

彼女は、1億円横領で前科がついてしまったのですが、実はその事件も自分がお金欲しさのためにやったことではなく、男にそそのかされてやってしまったのであり、全額騙し取られていたことがわかりましたが、その涙ながらに語った過去に心を動かされた社会学者であり人気コメンテーターの高市を動かしたために、情勢は大きく変わりました。

しかし、まあ、それはそれでたしかによかったのですが、誰か有名人が名乗りを上げないと自分の意見を言わないというのは、日本人気質なんでしょうか。波風立てたくはないというのはわかるのですが。

そして、やはり刑務所の守屋至の殺人事件が、最後まで絡んでくるようですね。貝のように固く口を閉ざしていた彼が、小鳥遊翔子に会いたいとはじめて意思表示をしましたが、小鳥遊翔子が接見するのを見越したかのように、Felix & Temma法律事務所の御大天馬が自ら動き出したようです。

しかし、ああいう当たりがソフトで好々爺然とした虫も殺さないようでいて、平気で胸元から赤ワインを胸の谷間へと注ぎ込むというあの天馬のやり方は、一見すると頭から赤ワインを注ぐという人権蹂躙のパワハラ行為と同様のやり口であるかのように思えるのですが、胸元にワインボトルの飲み口を近づけるというのは、セクハラに通ずるものを確実に感じさせます。天馬は、それを楽しんでいるのでしょう。

高慢な白鳥がローズブライダルの会員だったというのも面白かったですが、やって来た原告団にローズブライダルの女社長が謝罪する場面では、白鳥がキレてはじめて内面を晒し、社長に土下座させたのは、みなさんご覧になっていて確かにスカッとしたのではないでしょうか。馬場ちゃんは、また気になる女性に肩透かしを食らったようで、アキラくんにとことん今夜はつきあうからと言われていたのは、笑えました。

それでいま、思い出しましたが、れいの腹腔鏡手術の魔術師 DoctorYが見当たりませんでしたね? どうしたんでしょうか。一回休みだったのかなw

ローズブライダルの案件では、パラリーガルの3人がかなり活躍していたので、大鷹先生、最終章ではまた面白い活躍を期待したいところです。京極法律事務所で使える弁護士は、数少ないのであるいは、別件で動いているんでしょうか。

いよいよ最終章に突入ということであり、余すところあと8.9.10の3回ですが、ずっと高視聴率を記録しているようで、米倉涼子さんは、やはり強いですね。女性から圧倒的に支持されているんでしょうね。

27億円の和解金をもぎ取ることに成功したのですから、5億4千万円が京極法律事務所に転がり込んできたのでしょうか? 小鳥遊翔子が馬場ちゃんに抱きつくわけですねw

最後に、塩見さんと新しい彼女には、しあわせな家庭を築いてほしいと願わずにはいられませんでした。

お幸せにw






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SUITS/スーツ 第8話 感想 [ドラマ]

SUITS/スーツ 第8話

☆キャスト
織田裕二 (甲斐正午)
中島裕翔(鈴木大貴 改名し弁護士鈴木大輔となる)
鈴木保奈美(法律事務所所長 幸村チカ)
新木優子(優秀なパラリーガル 聖沢真琴)
中村アン(甲斐の秘書 玉井伽倻子)
今田美桜(砂里 悪友遊星の妹) 
小手伸也(蟹江 甲斐に対抗意識を燃やす弁護士) 
磯村勇斗(遊星)


しかし、蟹江のアソシエイトの例の彼ですが、踏んだり蹴ったりの役ですね。とことん嫌な役回りです。これだけ酷いとまさか、彼にファンがつくとは考えにくいですが、まあ、好きな人もいるかも知れないのでアレですが、それにしても発覚した直後の聖沢へのあの発言は、見事でしたね。

ぼくは、弁護士だけど、きみはパラリーガルだから、いいじゃないか、みたいな暴言を吐いてました。これを聞いてまだ彼を応援したいと思う人がいたら、むしろ面白いですが、なすりつけるつもりはなかったんだとか言ってましたけれど、しっかり聖沢が疑いを持たれるように、聖沢のログをわざわざデリートしています。

今回の弁護側の弁護士の策略によって、誘発されたものだとして、彼個人へのお咎めは注意程度で馘首には至らなかったようですが、甲斐先生の東大の後輩だかの女弁護士は、鼻持ちならない嫌な女で、犯罪スレスレの脅迫まがいの根回しを当然のごとく平然と行っているのですが、あのふたりはどういう仲なのかわからないのですけれど、今回の案件がとりあえずは解決をみると、まるでただのゲームにすぎなかったように、仲良く振る舞っているその様は、弁護士さんというのは、クライアントさんにお金で雇われているだけで、弁護なりしているだけであって、たとえ敗訴したところで自分は当事者ではなく、単に仕事として弁護しただけなのだから、社会的には痛くも痒くもないといったところなのでしょうか。謝罪会見を見ていても、社長なり責任者は頭を下げますが、弁護士は苦い顔をしているだけなんですね。

それもどうなのかなと思います。


蟹江先生は、やはりろくでもなくて、 復元により聖沢のアクセスログを見つけ出しただけで、手柄を立てたとぬか喜びしてしまい、すぐさま犯人は彼女であると断定してしまったわけなのですが、事がことだけに蟹江先生も軽率ですが、普通に考えるとその程度の知識しかないのが普通の人であり、さらにもうひとつ前の消去されたアクセスログがあるかもしれないなどと考えもしないと思いますので、あのアソシエイトはかなり悪質ですね。


またぞろ遊星が現われたのには苦笑いするほかありませんでしたが、ほんとうに懲りないやつというか、自分ひとりでは何もできないんでしょうか。呆れるほかありません。


今回は、原告の人たちがみな寝返ってしまい、安い金につられて和解寸前までいきましたが、弁護側の牙城を崩した甲斐先生の名推理はすごかったですね。ひとりだけ脅迫まがいの根回しをしていなかった理由を喝破したのはお見事でした。お得意の奇策ではありませんでしたが、快刀乱麻の如きシャープな切れ味でした。

あとは、大貴の恋愛関連ですが、はじめて心情を吐露するようなところを見せましたね。れいの留守電のメッセージですが、留守電の後ろが長すぎると、砂里に聞こえるように言ったのだと思うのですが、さらには砂里の突然の路チューであるとか、恋のかけひきが、露骨となってきました。


もう少し聖沢も自分の気持ちに素直になれたらいいとは思うのですが、プライドが高いのでそれが邪魔しちゃうんでしょうね。恋の行方は、そこらへんがネックになってくるのかもしれませんが、どうせSeason2に持ち越しでしょうから、別にそれほどの進展はないんじゃないでしょうか。
ま、Season2があるかどうかは知りませんけれどw


ストレートに自分を出してくる砂里に対して、聖沢がどれだけ大貴への気持ちを表現できるか否か。このままでは、砂里の猛プッシュに押し切られてしまうかもしれませんし、あるいは、逆にそれが聖沢の固い自我の殻を破ることになるかもしれません。

大貴の気持ちは、聖沢の方にあると思いますので、あとはどうかな? 聖沢次第ってとこでしょうか? 路チューを見せつけられた彼女が、どうでるかですね。笑


関係ない話なんですが、下町ロケットなんかを観ていると、緊張と緩和の回転がやたら速くて、ついさっきまでは佃製作所のみんなが大喜びしてたかと思うと、その10分後には、誰かに裏切られたり、商談がご破算になったりで、落胆したりどん底に突き落とされたりを繰り返していますが、ドラマというものは、そうやって推進させていくものなんですね。勉強になりますw


SUITS/スーツも、緩急つけながら、最後まで気の抜けない怒涛の展開が待っていそうですが、息の長いドラマとしてやっていってほしいです。原作はむろんありますが、Japanならではのオリジナリティで、楽しませてほしいですね!




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